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感情のない紫色

27 - 番外編「デート」

♥

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2024年01月05日

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少しRあり

✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎

【shp side】


ティーチャー「それでは講義を終わります。レポートの提出は来週です。それまでにやっておいて下さい」


そう言いながら教授は出ていく。

ここは大学のある一室。

90分の授業が終わり、疲れが溜まっているところだ。


…まぁ、でも今からの事考えたら元気になるけど。


ci「ショッピ〜!!一緒に帰らん〜?」


そう言いながら俺の側に来るのはチーノ。

大学生になった今でも、俺らは親友や。


shp「…帰るって言っても途中までやけど…..そや、昼ごはん一緒に食べん?」

「近くに美味しい猫カフェ見つけたんやけど…」


俺は、数年前、クロノア先生と猫カフェに行った事をきっかけに、よく猫カフェに通っていた。


shp「運良かったら、クロノア先生もいるかも。」


ci「よっし!!じゃあその猫カフェ行くか〜!!!」

「…あ、でも大丈夫?嫉妬されへん?」


shp「大丈夫やで、ちゃんと言ったら許してくれるし」


…何の話か察しがついている人もおると思うけど、言うとくな。

丁度1ヶ月くらい前から付き合ってん、あの人と。

もちろん、兄弟やし、男同士やし…こんな俺やけど、あの人は認めてくれたし、俺の事、好きって言ってくれたし…


今日も夕方から2人で…..いわゆる、デートの約束をしている。


猫カフェに着き、猫を撫でながらお互い話す。


ci「いや〜でもいいな〜!めっちゃラブラブやん!」


shp「…トントンさんとは?どうなん?」

ci「…(⸝⸝ー̀ ༥ ー́⸝⸝)」


…高校の時は言ってくれんかったけど、チーノとトントンさんは小さい頃からの知り合いらしい。

トントンさんとは4歳差という、ちょっと差があるが、今でも仲がよく…チーノはトントンさんが好きらしい。


ci「…だってトントンにはグルッぺンがおるやん?なんか…無理な気がしてきた。」


グルッペン…久しぶりに聞いた名前やな、とか思いながら考える。

確かにグルッペンさんとトントンさんは良い相方…みたいな感じでおったけど、そこに恋愛は関係ないんじゃ…


いや、俺はそれよりもビックリする事があんねん…

俺らが高1の頃からグルッペンさんは理事長という立場にいた。

でも、グルッペンさん、トントンさんとあの頃はまだ20歳…そんな若い人らがよくあんなすごいことしたな…と。


理事長とかそんな20歳からなれるもんなんか…?






とか思ってる間にもう約束の時間。

最後に猫を1撫でりしてからチーノとわかれ、店を出た。


shp「…ここら辺でええか」


今日はどこへ行くんだろう…

いつもデートの予定などはコネシマさんがたててくれるため、俺は知らない。

たまには俺から誘ったりしたいけど…


少し人通りは少ないが、コネシマさんを待つ。


約束の時間の10分前には必ず着くため、少し待つことになる。

その間に俺は心を落ち着かせるねん…


mb「ねぇねぇ、そこのお兄ちゃん?」


shp「…はい?」


コネシマさんを待っていると、知らない男の人に声をかけられた。


mb「今1人?良かったら一緒にお茶でも飲まない?」


…あ、これ、よくあるナンパの手口か。


shp「…すみません、人を待っているので」


そう言ってそこから逃げようとすると、思いっきり手首を掴まれる。


mb「え〜?いいじゃ〜ん?」


掴む力は思ったより強い。

男は俺にジリジリと近寄ってくる。


mb「君…とても女っぽい身体してるしさぁ?僕の相手してくれない?気持ちぃよ?」


何となく何されるのかを察し、必死に抵抗するが、全然適わない。

そうしていると、いきなり思っきり腕を引っ張られ、路地裏へと連れていかれ、壁に押し付けられた。


mb「いいから、早く僕の相手しろよぉ…」


男はそう言うと、いきなりズボンと下着を脱ぎ出し、自身の息子をあらわにした。


shp「っ…」


mb「ほら…舐めてくれよ」


男は俺に近づき、耳に息を吹きかける。

俺が少し反応すると、男は嬉しそうだった。


顎をくいっと持ち上げられる。

男の顔が目の前にくる。

男の唇と俺の唇があたりそうなくらいまで近づけてくる。


shp「ッッッ…」ポロ


怖くなって1粒の涙が零れた瞬間…


mb「グァッ」


男が視界から消えた。


shp「っ…?」ポロポロ


混乱しているところに誰かが近づいてくる。


shp「ぁ…」ポロポロ


kn「俺の彼女に何しとんねん」

「死にたいんか?お前…」


shp「コネ、しまさ…」ポロポロ


俺の前に立ちはだかる金髪の男の人。

それは紛れもない、俺の彼氏…コネシマさんだった。


kn「…ショッピ」

コネシマさんは俺の名前を呼ぶと、俺の方へ向く。

shp「…?」


その瞬間、唇に柔らかいものがあたり…..リップ音がなった。


kn「チュッ…チュッ」


コネシマさんは短いキスを何度も何度も俺にしてくる。

…初キスやから、優しくしてくれてるんやろか。


キスが終わったと思ったらコネシマさんは俺の腰を掴んで、男にこう言った。


kn「お前が入る隙間なんてあらへんからなw」

「行くでショッピ」


コネシマさんに手を繋がれ、路地裏から出る。

そして人通りの多い場所に着いた。


kn「何もされとらんか?大丈夫か?」

コネシマさんの優しい声が涙を誘う。


shp「…怖かった、です」ポロポロ


コネシマさんは優しく俺の背中を撫でる。

そして、こう言った。


kn「今日は家でのんびりしよか、映画だけ借りて家で見ーへんか?」


shp「っ…..ごめんな、さい。俺のせいで…デート…」


kn「デートなんて何時でも行けるわ!それに家でもお家デートってあるやろ?」


コネシマさんは優しく慰めるとまた手を繋いできた。


kn「よし!そうと決まればゲ○行くぞ〜!」


はしゃぎながら前に進んでいくコネシマさんは確かに子供っぽいところあるけど…ちゃんと俺の「お兄ちゃん」なんだなって、改めて実感しました。


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はい、上手く出来ませんでした。没。

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