続き
━━━━━━━━━━━━━━━
結局、そのまま家に帰らされた。
「お邪魔します。」
若井と涼ちゃんも一緒に家に来てもらった。僕が不安だったから。
「あー。本当にごめん。」
「なんで元貴が謝るの?」
「だって、僕があんなこと言ったから。レコーディング無くなって、休みだった日にレコーディング入っちゃったし。」
「そんなことないよ。僕らも元貴にはお世話になってるしさ」
「それは、涼ちゃんがしっかりしてないからじゃない?」
笑い気味に若井が言った。僕はつられて笑った。
今にも泣きそうだった。僕の我儘にも付き合ってくれる2人に改めて、この人達が僕の隣にいてくれてよかった。と思った。
「そんなことよりさ、めちゃくちゃ眠い。」
「それな。」
「みんなで寝る?」
「元貴のベッドデカいからね。」
「ほんとに独り身なのか疑うデカさだよね。」
「そ、そう?ま、まあそんなことより早く寝よ!」
動揺する僕に、頭を傾ける2人を見て少し恥ずかし差が生まれた。
だって、3人で寝れるように大きなベッドを買ったから。何があろうと、こんな話、2人にする訳が無い。
ひとまず、みんな昨晩は、1時間程度の軽い睡眠だったので、一緒に寝る事にした。若井は直ぐに寝た。ビビるくらい早かった。
ベッドに入った10秒後には寝ていたから。
僕は涼ちゃんと、少し笑い、久しぶりに熟睡した。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!