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※本作品とご本人様達は一切関係ありません。
※本作品に出てくる国名、個人名、団体名は架空のものです。※本作品にでてくるような事実は一切ありません。 ※検索避けにご協力ください。
ut 「先帰っててえーよ。
僕調べたいことあってさ…。」
バディのknにそう呼びかける。
kn 「?まぁ、ええけど…。気をつけて帰れよ。」
ut 「おう。」
バディと組んで5年。
まさか相棒が敵国のスパイなんて思いはせんやろ。
しかも今日は運がいいことに、
僕の国「ノクシリア」での任務だったからな〜。
ついでに進捗報告して帰ろうと思い、
辺りに誰もいないことを確認し
ノクシリアの基地へ入っていく。
いつもは懐にしまっている
「クライヴェン・ウタリ 特殊心理部隊(PWD)所属 」
と書かれた身分証を門番に提示し、
大佐のところに向かう。
ut 「クライヴェン・ウタリ、一時帰還いたしました。 」
大佐 「お、ウタリか。久しぶりじゃないか。
精鋭部隊ボコボコにしおって。」
ut 「重要隊員は逃がしましたのでご安心を。」
大佐 「ふ、ようやりおるわい。
“お仲間”に情は移らんのか。」
ut 「それが”スパイ”ですから。」
大佐 「…任務の話をしよう。」
ut 「は。」
大佐は僕を特別会議室へ案内し、
誰にも聞かれないようにした。
“スパイ活動”はいかに秘密裏に任務を遂行するか
というのが肝心なのだ。
仲間にも、もちろん”敵”にも。
大佐 「”例の件”の進捗状況はどうだ。」
ut 「万事順調です。いつでも”起爆可能”です。」
大佐 「そうか…。」
ut 「?どうかなさいましたか?」
大佐 「実はだなアークシオンに優秀な人材がいると聞いてな…。
少し興味が湧いてな…。」
ut 「ほぉ…お名前は…?」
大佐 「本名まではしらんが、
コードネームは”kn”…とかいうやつだったな。」
ut 「!?…そいつを勧誘すればよいのですか…?」
大佐 「話が早くて助かるよ。できるか?」
ut 「もちろんでございます。」
大佐 「あとは適当に情報でも抜き取っといてくれ。
そしたら、お前の任務は終了だ。
あと一押しなんだ。あと一押しで、我々が勝利できる…!
その時はウタリ、君も一緒に喜びの盃を交わそうじゃないか。」
ut 「絶対に勝利してみせますよ。
その時を楽しみにしておきます。
では、私はここらへんで…。 」
大佐 「あぁ、健闘を祈るよ。」
短くて、濃いこの時間。
僕は新たな任務は”勧誘”と”妨害”か…。
しかも相手はkn。
スパイとして、メンタリストとしての実力が試されるな。
どうknをおとすか…。
誘拐?いや、襲うにしても力の差がありすぎるな。
なら脅しが一番早いか。
…じゃあ、こうしよう。
:
:
:
ut 「どーする?寝返るか、ぶっとぶか。」
こいつが部屋に突然来るのは予想していなかったけど、
これはチャンスや。
逃げ道をなくし、脅しをかければこちらのもの。
頭のいいお前なら『とりあえず』は従うフリをするやろうな。
kn 「…わかった。従う。」
言葉ではそう言っとるけど、
行動もその人の情報やねん。
目がまだ諦めきれてないよ、kn。
でも、使えるもんは使っとこうか。
ut 「お前に頼みたい仕事あるんやけど。」
kn 「…?」
ut 「俺らも知らないような情報取ってきてや。 」
kn 「…なんでもええんか。 」
ut 「うん。でも、俺らの知らないような情報でなおかつ、
この国が抱えてる 大事な情報な。」
kn 「欲張りすぎやろ…笑」
ut 「できなかったら、わかってるよな…?」
kn 「…」″ コク ″
ut 「よし、じゃあ明日の昼までな。」
kn 「はぁ!?早すぎるやろ…!」
ut 「まずは僕からの信頼を取ってや。」
kn 「…なるほどな。」
従っている『フリ』ならば、
焦らせれば必ずボロが出る。
そこでどうかわかる。
こちらに引き寄せるべきか、
切り捨てるべきか。
抵抗するなら、教えればいい。
僕が本気だということを。
ut 「がんばってね、knくん♡」
そう言ってドアの前から退き、
開けてあげる。
knはまだ状況を信じていないような顔をしながら
部屋から出ていった。
″ ジジッ ″
ut 「すみません、邪魔が入りまして。」
大佐 「大丈夫なのか。」
ut 「もちろんです。スパイ歴5年のこの僕を信じてくださいよ。」
大佐 「…ボスはお前のことを信頼している。
しくじれば首がトぶことを忘れるな。」
ut 「…いえっさー。」
大丈夫。
あいつを出し抜けばええだけの話や。
しくじるな、絶対。
テスト期間なので不定期投稿です🥺
がんばるぞー😅
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