寝不足で超だるいな、
でも、ある程度の成績は納めないと
優等生の肩書きから劣等生の肩書きにかわらないように、
劣等生の肩書きから不良生徒にかわらないように、
優等生の仮面を、笑顔の仮面を張り付ける
何も面白くないけど、そうしなきゃ、
私はメンタルが弱いから風評に耐えれないから
死んじゃう
だから、仕方ない
みんな、死なないようにしてね
って言ってるんだから
死ぬくらい辛いなら相談してね
って、相談したら軽くなるのかな?
「よっ、おはよ!」
急に声をかけられた
まぁ、友達なんだし、当然だよね、
「おはよう、鞘ちゃん」
笑顔で
でも、空っぽになる
心にぽっかり穴が空いちゃったみたい、
「それでさー、昨日宿題やる時間なくて~、宿題写させてくれない?」
まただ、
「えー?またー?」
これで、何百回目だろう、
「ごめんって、私馬鹿だからさー、優等生のゆかに聞きたくて~」
「うん、いいよ」
「サンキュー!ホームルーム終わったら返すわ!」
「うん、」
いつものことなのにな、
心の裏がチクリチクリ痛いの、
これは、明日も続くのかな、?
ずっとそうなんだ、
せめて断れる立場だったらよかったなぁ、
鞘ちゃんは、幼馴染みで、小学生の頃は頭がよかった、
なのに、中学生から素行不良になった、
それからずっと自分の力で宿題をやっていない
もう、高校生なんだし、そろそろ卒業して欲しいなと思ってる
断れないのは、
私が、仮に鞘ちゃんからの頼まれ事を断ったとする
そしたら鞘ちゃんは、多分、腹いせに昔の私の写真をばらまくと思う
実際そう脅してきたこともあった
私は、見られたくない、昔の醜い自分が
せっかく努力してこの顔面にしたのに、
それなのに、昔の写真をくばられたなら、
整形されたとおもわれる、
学校での肩書きは優等生 だから、余計に辛い
でも、つまらない日々を塗り替えてくれるのかもしれない、そんな浅はかな希望もある
でも、踏み出せる訳がない、
だから、見えないままに息を続ける
何にも知らないから風になる、嗚呼