テラーノベル
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題名
「会いたかったから」
謎作が出来そうな予感
「なぁ、織田作」
「なんだ、太宰か、どうした?」
「いやぁ、良い自殺法がないか知らないかい?」
「お前はまたそんな事か...」
「まぁ,織田作さんがそう言うのも納得ですね。」
「安吾もかい⁉︎」
「最初に洗剤入りカクテルを頼んだのは誰だったか」
「ゔっ...」
...またそうやって、笑えると思ったのに...
「織田作...」
織田作は、死んでしまった_。
「ッは、⁉︎」
なんだ、夢か...
今日もまた、支度をして、武装探偵社へと歩く。
「笑顔、笑顔...」
ッ、よし。
「おはよう国木〜田くぅん‼︎」
「だあぁぁざぁぁあいぃぃぃッ‼︎」
「...また始まった」
「アレは見ない方がいいよぉ、鏡花。」
「うん。わかった。」
「...カオスですね....」
「兄様〜♡」
「ちょ、ナオミ!」
「こっちもだった...ッ」
また、いつもにように国木田くんに怒られ、仕事(入水)しに行く
「だ、太宰さん⁉︎今日雨ですよ⁉︎」
「良いのだよ敦く〜ん」
敦君を落ち着かせ、川に向かう
「今日は凄い雨だね〜...今日はちゃんと死ねそうだ!」
ザボンッ
「...」
水の音、雨の音が聞こえる
今日は流石に死ねるだろう...
「ぁ、意識が...」
「ん...」
「おや、起きたかい?」
「...与謝野さんか」
また死ねなかった
「誰が一体邪魔したのだい?」
「ん〜...赤みがかかった茶髪に、クリーム色のコートを着ていたねぇ」
ぇ、それってもしかして_
...厭、そんな訳ないか。
「...そうかい」
「ま、その後すぐに帰ってしまったよ」
「じゃあ今日は帰r...」
「だああぁぁぁざあぁぁぁいぃぃッ⁉︎」
「うげッ、国木田君...」
「太宰お前は〜ッ...ガミガミ」
あ〜あ、また怒られた〜...めんどくさい....
生憎、今日は11時に帰ることになった。
「...織田作....」
つい、涙が溢れる
「何泣いているんだい私は...」
私が誘わなければ死ななかったのかもしれないのに...
「いや、織田作はそんなこと望まないね」
私はそう言い、瞼を閉じた
「お前のせいだ」
...ぇ、織田、作...?
「お前が俺をあの場所へ連れて行ったから」
違う、違ぅんだッ、私はッ、
「言い訳をするな」
言い訳なんかじゃッ
「喋り掛けるな、」
私ッ、謝りたかっ..
「五月蝿い。もう友人ではないんだ。喋りかけるな」
ぁ、....
...
「いつから、私は間違えたのだい...?」
最初カラ
「...ッ誰..?」
お前が、産まれた頃カラズゥーットね
「ッ、違ッ」
違わない
なにも、チガワナイ
オマエノセイ
お前ノせイ
「ッ、許、して、ッ」
「誰も、お前を、許さない」
「厭ッ、!」
.....
「あれ、太宰さんは居ないんですか?」
「今日は休むそうだ」
「またサボりでしょうか..?」
「厭、熱が出たらしい」
「最近流行ってますもんね..」
「なんだぁい、体調でも悪いのかいぃ?」
「いえッ、全くもってそうではございませんッ!」
「はいッ!」
「そうかい、残念だ」
「...死ぬかと思った」
「同感だ、」
「ッ、許、して」
「許して許して許して許して許して許して許して許して許して許してッ」
怖いッ怖いッ怖いんだッ
「織田作ッ」
『名前を呼ぶな』
「あ“ぁ”ッ、」
助け、て
「...た、すけ、て」
.....
ぁれ、耳鳴りがする
少し暑い気がした。
何か、聞こえる
一体誰?
「...助け、て」
それを最後に、私は意識を手放した。
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