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桃赤 一部曲背景有 地雷注意
愛別離苦
遭遇
俺らの出会いは ✕✕04年冬のある日、
小学1年生の頃だった
「 きょうはさむいなあ、 」
両親が共働きで家を空けがちだった俺は
幼い頃からよく1人で外に出ていた
その日はいつもより寒く 早めに家に帰ろうと
家の近くにある公園を通った時 キミはいた
「 グスッ.. 」
「 ないてる、? 」
冬だというのにキミは薄着で 泣いているように
みえた 俺は話しかけてみた
「 どうしてないてるの? 」
ほっぺたを赤く染めたキミは泣いていて目を
腫らしていたにも関わらず大きくぱっちりとした
綺麗なオッドアイで俺は思わずみとれてしまった
「 おれのめ へんなんだって。 おかあさんもほいくえんのおともだちも みんなきもちわるいって」
こんなに綺麗なのに、、
お前らの方が変だと俺は言ってやりたかった
「 きれいだよ おれはすき 」
「 ほんとっ、、? 」
「 ほんと おれうそつかないもん 」
「 そっ、か、 ありがとう 」
そういってキミは少し笑顔をみせた
その笑顔がまたかわいかった
「 なまえ、なんていうの 」
「 あか。 おれのなまえ あか っていうの 」
「 あか か、いいなまえだね おれは もも 」
「 ももちゃんかあ かっこいいね! 」
「 ありがとう/// 」
真っ直ぐな目を俺に向け そう微笑む赤が
あまりにもかわいくて
俺は思わず目を逸らしてしまった
「 あか いえにかえらないの かぜひくよ 」
「 おかあさんがきょうはかえってくるなって おかあさんのおともだちがくるけど、 おれがいたらへんだっておもわれるからって 」
「 そっ、か じゃあうちくる?? 」
「 え、いいの、? 」
「 うん このままここにいたら あかかぜひいちゃう きょうはかあさんたちもいないしおいでよ 」
「 ありがとう、ももちゃ、ニコッ 」
そういって赤はまた微笑んだ
こんなにかわいいのに こんなに綺麗なのに
俺が守りたいって この時そう思った
閲覧ありがとうございます(;;)