⚠注意⚠
・極力この話だけで分かりやすいようにしますが、1話目を先に見た方が話が入りやすい気がします。
・日帝くん激病みしてます。
・そこまで病まないでいいでしょ…ってぐらい病んでます。
・もしかしたら怖いかもしれない。
2人に感謝を述べたあと、2人は安堵したような顔をして部屋を出ていった。部屋をよく見回してみると、本や新聞、絵かき帳と筆箱なんかも置いてある。恐らく、僕…、俺が退屈しないために置かれていたのだろう。
…2人は、本当に優しくて、…酷いんだな。…いや、2人が酷いんじゃない。これは…
『これは…俺に対する呪いか…。』
あんな世界的な重犯罪を犯してしまった俺に、ずっと、ずっとずっと間違ってると思っていながらも、やりたくもない戦争をしていた俺に対する呪いだ。ずっと、申し訳ない事をしてしまった。きっと、俺の代わりに姉さんや日本は他の国達に謝っているのだろう。
…なんで、姉さんや日本はそんなゴミみたいな存在の俺に、生きさせようとしているんだろう。俺はあの時、アメリカと戦争した時に確実に打たれたはずだ。アメリカから、…彼奴から、確実に心臓付近を打たれたはずだ。…そこで意識を落としたし。
普通、そんな事をされ、さらに国としての役目を終えたらただの人に戻って、死んでしまうはずだ。なのに、俺は生きている。ボロボロではあるが、確実に俺は今生きている。という事は、姉さんか日本が、俺をまだ国としてやらせているということ。
そんな考えから行き着いたのが、俺に対する”呪い”だ。
「何でお前だけ生き残ったんだ」「俺には家族がいたんだ」「お前だけ幸せになんてなるんじゃない」「お前がいちばん悪い」「何が『やりたくなかった』だ?やったのは同じだろ」「そんな事で許されると思うな」「そんな軽い呪いで、許されると思うな」「許さない」「許さない」「ゆるさない」
…あぁ、聞こえてくる、彼奴らの声が。戦死していった俺の戦友、戦死した敵国の兵士、戦時中の国民、…俺が人だった頃の友人。彼奴らの声が聞こえてくる。
「何でお前だけ生き残ったんだ」
俺だけ生き残ってごめんなさい
「俺には家族がいたんだ」
あなたを殺してしまってごめんなさい
「お前だけ幸せになんてなるんじゃない」
俺だけ幸せになろうとしてごめんなさい
「お前が1番悪い」
承知しています
「何が『やりたくなかった』だ?やったのは同じだろ」
その通りです。やってごめんなさい
「そんな事で許されると思うな」
はい。まだ罰を受けます。
「そんな軽い呪いで、許されると思うな」
どんな呪いでも、かけてください。
「許さない」
ごめんなさい
「許さない」
ごめんなさい
「ゆるさない」
ごめんなさい
…あぁ、俺が、こんなに謝ってるのを知って、怖がってるのを、諦めてるのを知って、彼奴は、…アメリカは、イギリスさんは、先輩は、イタ王は、ソ連は、海は、空は、姉さんは、日本は、父さんは、国民は、満州は、朝鮮は、パラオは、俺に対して幻滅して嫌ったりするのだろう。
…辛いな。
バレたら、彼奴らと、もうこれ以上…友人として、家族として、仲間として、いれないのが辛いな。
ごめんなさい
縺溘☆縺代※
コメント
9件
あれ?見てると目から水が、、
できることなら続きをみたい
ワーォすっごい病みぷり。そんな自分をせめたらツライだけだよ日帝さん(・∀・)