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(※こちらは現在連載中の「拝啓、世界で1番大切な君へ」とは関係のない読切小説となっています。)
君を好きになって、毎日が楽しい
君に振り向いて欲しくて、
髪型を変えてみたり
良い匂いのするハンドクリームを使ってみたり
君に見合う人になりたくてダイエットしたり
勇気を出して話しかけたり
いろんなこと頑張った、！！
でも君には好きな人が居るんだってね、！
友達がそう言ってたんだ、！
まぁ〜…そりゃそうか！
君、優しいもん！
君、かっこいいもん！
君、頼りになるもん！
だからきっと、君の恋は叶うと思う、！
そんな君が、私は、私は…すごく好きで、
君の好きな人が私だったら良いのに…なんて
そんなわけ無いのにね、！笑
もう恋人になんてなれなくてもいいから
お願いだから
どうか
もう少しだけ
キミの近くに居させてほしいんだ
まだ、卒業なんて時期にならないでほしい
離れるのが寂しいんだよ、
会えないのが寂しいんだよ、
もう話せなくなるのが寂しいんだよ、
君の隣で笑ってるのが私だったらなんて、もう何度思ったことか
君は、知る由もないか、笑
告白なんて私には到底無理だ、！
だって好きな人いるんでしょ、？
そんな人に告白なんて出来っこないよ、！
だって、迷惑じゃん…、？
…なんてそんな事を言い訳にして出来ない理由にしてる
あ〜あ。ダサすぎでしょ、自分。
恋愛なんて、したくなかった。
こうなることが分かりきってたから。
でも好きになってしまった。
恋愛なんてただ自分が苦しいだけなのに。
君のせいで苦しくて…
でも、君のおかげで日々が楽しくて
あぁ…もうおかしくなりそうだ…笑
「好き」の一言を言う勇気がないんだ
今の関係を崩してしまいたくない
告って、振られて、気まずくなって喋れなくなるくらいなら
告らずに、友達として喋り続けられる今の関係のままがいい
私は一歩を踏み出せない
恋人としてじゃなくても
友達としてだけでも
君の隣に居られれば、私は満足だ
だから卒業の日を迎えても、
…私は、何も出来ないままで、。
あ〜あ、！もう、卒業か！！早いなぁ…ｯｯ！笑
君とはもう離れ離れになっちゃうんだね、
君のことで悩んでたら卒業まであっという間だったなぁ…！笑
今日が終わったら、もう会えないのかぁ…笑
寂しいよ、
苦しいよ、
ずっと、君の近くにいたい。
約1年半、ずっと片想いを拗らせてきた
今の状況に満足してしまう自分が何処かにいた
君を困らせたくないなぁ、なんて
そんなことを言い訳に自分の気持ちから逃げ続けてきた
今日をこのまま終わらせてしまうのか
最後の日だし、って勇気を出すか。
今まで君が好きだから、振り向いて欲しいからって理由でいろんなことを頑張れた
三日坊主になりがちだった私のダイエットも
今まで無頓着だったファションにも興味を持たせてくれた
でも、今、君が好きだから困ってる、笑
君が、私を変えてくれた
君を好きになって私はここまで変われた。
それなのに中身はそのまんまだ
臆病で行動に移せないまま。
…このまま、終わりたくないや
ここまで変われたなら、まだ頑張らなきゃ。
だから、勇気を出して、
君に、この想いが、私の精一杯が、
伝わりますように
「ずっと、ずっと好きでした！！」
_Fin
