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タロ
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めめだて
⚠︎微🔞
目黒side
あれから俺と舘さんはキスと愛撫を繰り返しお互いに心地の良い2人だけの世界に浸っていた
どこまで手を出していいものかと考えていると
彼はとろんとした目をゆっくりと閉じて小さく囁く
「目黒…なんか…眠くなっちゃった」
「ふふ、かわいい
ごめん俺ちょっと飛ばしすぎた?」
「ううん、違う
すごく気持ちよかった…目黒好きだなぁって思った
心地よくて緊張が解けちゃったっていうか」
「舘さんかわいい」
「かわいいって…さっきからそればっか」
「だって本当にかわいいし」
「歳上を揶揄わないで」
「え〜…」
「こんな俺のどこが、いいっていうの」
目を閉じたまま
消え入るような声で言う
なぜ彼はこんなにも自身を卑下するのだろう
彼の少し乱れたしまった衣服を直しながら
背中をさすってみる
歳上のあなたは
今この瞬間だけはなんだか幼くて
守ってあげなければ壊れてしまいそうで
どこか遠くにも行ってしまうようで
「舘さん、今日はこのまま寝ようか」
「ん…でも…」
「泊まっていって?
もしだったらシャワーも勝手に入っていいからさ」
「うん、ありがとう」
「…あのさ」
「うん」
「答えたくなかったらいいんだけれど」
「…うん」
「その…さっき10代の頃とかにそういう行為ばっかしてたって言ってたじゃん」
「ん、そうね…今思えば馬鹿なことしてたなって思う」
「馬鹿とは思わないよ
…ただその時酷いことされなかった?
嫌なことだって、あったんじゃ…」
彼は閉じていた目をこれまたゆっくりと開けて
少しだけ起き上がり俺の顔を上から見下ろす
「酷いこと、ね……
たくさんあったかもね」
綺麗に整えられた眉を下げ
困ったような顔をする
窓から差し込む月明かりが
彼を照らし
俺の元に影を落とす
何も言えずにただ見つめる俺を優しく撫でてくれた
「また、話せそうになったらにする」
「…….ごめんね舘さん」
「いいよ」
「ごめん….」
「どうして謝るの…?」
「…..舘さんをもっと知りたくて
誰にも取られたくなくて、それで….っ」
言葉が上手く紡げず詰まる俺の口元に
彼の人差し指がそっと触れる
そして
俺の額にキスを落とす
「目黒、とりあえず少しだけ寝よう?」
「…うん」
暗い顔をさせてしまった
意地の悪い聞き方をしてしまった
—酷いこと、ね
たくさんあったかもね—
こんなに綺麗なひとに酷いことをするやつがいるのか
しかし
気持ちが全くわからないわけではないというのが自分でも恐ろしく思えた
加虐心を煽るような誘惑的で危ない雰囲気をどこか感じるからだろうか
…..眠くなってきた
俺の腕の中で彼は小さく寝息を立てる
彼のぬくもりを感じて
2人だけの世界を永遠にしたいと願いながら
いつのまにか夜の底へと沈んでいった