コメント
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krさんやりすぎちゃいましたねぇw
na「昨晩はお楽しみでしたね〜」
sh「……。」
どこかで聞いたことのある台詞をnaが言う。俺はnaを無視して歩き出す。
na「ちょっと、ちょっと!無視はよくないよ?少しぐらいは話してくれてもいいじゃん。」
sh「…なんか、br先輩に言いそうだし嫌だ。」
na「多分kn先輩に聞いてると思うよ。」
それもそうだ。あそこ仲良かったもんな…。俺は諦めてknと付き合う事になったとだけ報告する。
na「なんか、二人ってロマンチックだよなー。」
sh「なんだそれ?」
na「だって、お互いに怖い存在だったのが、その壁を超えて結ばれるんだよ?ロマンチックじゃん!」
sh「…なんかよくわかんねーけど、俺krとこ行くから、またな。」
na「また話聞かせてよー!」
これ以上話す事ねーよと心の中で思いながらkrの部屋に向かう。
ガラガラ…
sh「krー。」
kr「お、shk。いいところに。」
俺は鞄を置くとkrのいる作業台に向かう。そこには何やら大量のビンが置かれていた。
sh「…なんだよ、これ。」
kr「shkの匂いを嗅いでからあの匂いを再現出来るかやってんのよ。そんで、shkにはαの匂いがどんな感じか教えて欲しくて。」
なぜこんな事をしてるのかわからなくて素直に頷けず俺はソファに戻る。krに止められるがそれを無視してパソコンを開く。
kr「協力してよー。」
sh「…属性については研究しないんじゃなかったのかよ。」
kr「これはshkの為でもあるんだよ?」
sh「どう関係あるんだよ。」
kr「匂いを上書きするの。」
sh「上書き?」
kr「そう!そうすれば皆んなが幸せになる!」
sh「…なんか絶対成功しなさそうだからパス。」
俺はパソコンのキーボードを打ち始める。krが隣に座り俺の腕を掴みぐいぐいと引っ張る。
kr「一回でいいから匂い嗅いでよ。」
sh「嫌だよ。自力でαの匂い探してこい。」
kr「わかった…じゃぁ、shkの匂いもう一度嗅がせろ!」
sh「は!?おまっ…バカ!危ないって…」
俺がそう声をかけた瞬間、俺はソファから落ちる。自然とkrが俺に覆い被さる形になり俺はkrから目を逸らした。
sh「ちょっと…近いから離れろって。」
kr「…どうしてもダメ?これが本当に実現したらshkだって過ごしやすくなるよ?」
sh「抑制剤飲んでるし、今嗅いだってわかる訳ないだろ。」
kr「え…その言い方だと匂いがわかるようになったら嗅がせてくれるって事!?」
sh「お前は本当に…っ、な訳ねーだろ!いいからさっさとどけよ。」
kr「shkー!!さすが俺の助手っ!! 」
krが俺に抱きつく。俺は急いでkrをどかそうと頭を叩いたり服を引っ張ったりする。
しかしこの男、力は強い方で腕力は特に…。どかすのに苦労していると、部屋の扉が開く音がする。
sh「おいっ!誰か来たって!」
そう声をかけるとkrが扉の方を見て目を丸くさせて固まっていた。俺も気になって上半身を起こし扉の方を見ると…
kn「…なにしてんの?」
そこにはknがいた。なんか前もこんな事あったような…なんて呑気な事を考えてる場合ではない。俺はkrを押して立ち上がる。
sh「kn…これは別になんでもないから。」
knの目が少し怖い。俺は急いでknに近づき声をかける。
sh「kn…」
kn「naからは聞いてたけど、本当に仲いいんだな。」
knが強引に力強く俺の手を引き部屋を出る。
しばらく無言で俺の手を引いて歩くkn。表情が伺えず俺は不安になり声をかける。
sh「本当に何もしてないからな?」
kn「shk…」
knの足が止まる。こちらは見ずに話し出す。
kn「俺、嫉妬深くない方だと思ったんだけどな。」
sh「誤解させるつもりじゃなくて、あれは事故で…」
kn「わかってる…shk。違うってわかってるんだけど…」
knがゆっくりと俺の方を見る。knに手を引っ張られて俺はknの胸に飛び込んだ。するとknが俺の耳に顔を近づける。
kn「今、めちゃくちゃ襲いたい…」
sh「…っ!?」
耳元でそう囁かれて俺は思わずknの胸を押した。
sh「おまっ…何言ってんだよっ!」
kn「俺も自分でびっくりしてる…けど、本音かな?」
sh「今日の事は…ごめん。だから襲うのはやめてくれ。」
kn「わかった…でも、次は無いからね?」
優しく抱きしめるkn。けど、目は全然笑ってなくて怒らせたらやばいってのがわかった。俺も返事をするようにknを抱きしめる。
sh「俺、krのとこに鞄置きっぱだ…」
kn「一緒に取りに行こう。今日はこのまま俺との時間にしてよ。」
sh「…わかった。」
俺とknはまたkrの部屋へと向かう。
kn「…次したら…首噛むかもな…(ボソ…)」
sh「ん?何か言った?」
kn「いや、何も?」
sh「?」
何か聞こえた気がしたが俺の気のせいみたいだ。…だけど、なぜかknの顔は満面の笑みで俺は少しだけその笑顔が怖く感じた…。
続く。