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3話【絶対に…】
『!?!?!?』
監督生「な、何事!?!?」
お琴🎀「まさか…っ」
リドル「メインストリートの方からだね…」
トレイ「行こう!」
〜メインストリート〜
アルマ「へぇ〜。ここがナイトレイブンカレッジね〜…」
アルマ「結構広いじゃん。」
スズ「アルマ、今日はご挨拶に来たの。」
「満喫(まんきつ)するために来たんじゃない。」
アルマ「わかってるよスズ。」
ドタバタ
監督生「みつけた!!」
アルマ「ん?」
ケイト「っ!!」
アルマ「あ。あの時の女の子にチャラ男くんじゃん。」
「昨日ぶり〜♪」
監督生「お前…っ!」
ケイト「監督生ちゃん!?」
アルマ「あっはは!こっちに来たぁ!!」
スズ「アルマ、殺しちゃダメだよ。」
アルマ「わかってるって。痛みつけるだけ!!」
監督生「っ!!」
(マジック・アウト!)
アルマ「!!」
「魔法をはじき飛ばした…?」
監督生「……….」
アルマ「へぇ…」
「あっはは!!面白いなぁ!!」
スズ「おかしい…あの女、魔力がいっさい感じられない…」
「魔力なしでユニーク魔法を….?」
監督生は、闇の鏡に言われた通り
魔力はいっさいなく、魔法が使えない。
ひとつの魔法を除いて…
アルマ「ほらどうしたの?反撃してみなよ!!」監督生「っ!!」
(反撃なんて、できないよ。何せ私は…)
(防御魔法しか使えないんだから!!!)
そう。監督生は
攻撃魔法のみが使えないのだ。
監督生が使う防御魔法は
魔力をひとつも使うことがない。
だから魔法の使いすぎで
オーバーブロットする
心配がないのだ。
監督生(あのとき、オーバーブロットしたのは…)
(何もかもがどうでもよくなって、全部投げ捨てたから、あんな事になっちゃったんだ。)
(全部…私の自業自得で……っ)
アルマ「本当に反撃しないの??」
「アンタ、ブロット蓄積がそんなにヤバい訳?」
監督生「私に魔力は存在しない!」
「私が使ってるこの魔法は、魔力をひとつも使うことがない魔法だ!!」
「私にしか使えないユニーク魔法だ!!」
アルマ「!?」
「….へぇ…」
「やっぱり面白い!!!」
「スズ!!」
スズ「はいはい。わかったよ。」
監督生「!?」
(ダメだ、この魔法は防げない…!!)
(魔力が大きすぎる!!)
デュース「監督生!!!」
監督生「……?」
(あれ…?なんともない…?)
デュース「っ…」
監督生「!!!」
「デュース!?なんで…」
アルマ「私とスズの魔法を、もろにくらった…」
スズ「それなのに、なんともないの…?」
デュース「っ!!!」
「しっぺ返し(ベット・ザ・リミット)!!」
アルマ「!?!?」
「ウソ!?!?」
スズ「っ!!アルマを助けて!!!」
デュース「………」
監督生「や、やったの…?」
アルマ「うげ〜、何今の…」
監督生「!?!?」
ケイト「え……なんで…?」
アルマ「魔法がこっちに来たんだけど…」
「というかアレ、私とスズの魔法だし…」
「まさかのフルカウンターとか怖いんですけど〜…」
???「アルマ様、お怪我はありませんか?」
アルマ「うん。なんともないよ。」
アルマ「”メイ,,」
真琴?「それは何よりです。」
ケイト「マコト……?」
真琴?「……..マスター。」
「私があちらのお相手をしてもよろしいでしょうか?」
スズ「好きにしてもいい。ただし、殺さない程度でね。」
真琴?「はい。マスター。」
ジャミル「お前ら、マコトに何をしたんだ!!」
スズ「何もしていません。」
「洗脳しただけです。」
監督生「洗脳…?」
アルマ「スズのユニーク魔法だよ」
「教える事はそれだけ」
「後は自分で考えればわかるでしょ」
ジャミル(洗脳…!?)
(マコトは魔法に耐性があるんだぞ?)
真琴?「……….」
デュース「っ!!」
真琴?「まずは貴方から。」
監督生「デュース!!!」
ジャミル「っ!!」
ジャミルが魔法で邪魔をする。
真琴?「!!」
「………..」
真琴がジャミルを見る
ジャミル「………」
真琴?「貴方、邪魔ですね。」
カリム「ジャミル…」
スズ「……….」
(あの男、”洗脳魔法,,に反応していた。)
(恐らく、アイツも洗脳魔法が使える…)
(私より強い洗脳魔法が使えていたら厄介だ…)
「メイ、ソイツをどうにかして。」
真琴?「はい。マスター。」
ジャミル「っ!!」
真琴?「…….」
ジャミル「!!!」
(やっぱり速い!!)
真琴?「……..」
ジャミル「っ!!」
(魔法は使いたくない…もしマコトが洗脳されているのなら…)
真琴?「………」
ジャミル(こっちが仕掛けるしかない!!)
真琴?「………」
真琴が回し蹴りを仕掛ける。
ジャミル(ここだ!!)
ジャミルが上手くかわし、
” アレ,,を仕掛ける
ジャミル「瞳に映るはお前の主…」
真琴?「!!」
ジャミルの左腕を折る
ジャミル「グアっ!!!」
真琴?「うるさい。」
「腕の1本くらいでわめくな。」
「折ったのが利き腕じゃなかった事に感謝しろ。」
ジャミル「っ…」
カリム「ジャミル!!」
真琴?「……..」
カリム「っ…!」
真琴?「……….」
スズ「メイ、もういい。」
「行きましょう。」
真琴?「…………」
お琴🎀「………..」
真琴?「…はい。マスター。」
監督生「!!!待て!!!!」
ケイト「マコト!!!!」
監督生「!」
ケイト「絶対…絶対に助けに行くから!!!」
「待ってて!!!」
真琴?「…………」
お琴🎀「………..」
(なんかザワザワするの…)
監督生「あの真琴ちゃんが…洗脳されたなんて…」
グリム「アイツ、魔法に耐性があるんじゃなかったのか!?」
ジャミル「…….?」
カリム「それより!まずジャミルの手当を…」
ジャミル「いや、その必要はない。」
カリム「なんでだよ!!」
お琴🎀「治っているからじゃよ。」
カリム「え…?」
監督生「治ったって…どういうこと?」
お琴🎀「わらわは、ほんの少し気になった事が2つある。」
「1つ、あやつらは真琴のことを『メイ』と呼んでおったこと。」
「恐らく真琴は、自分の名前を最後まで証さなかった。だから”無名,,からとって、”メイ,,となった。」
「そして2つ…ジャミルよ、お主は右利きか?」
ジャミル「ああ。そうだ。」
お琴🎀「やはりな。」
監督生「どういうこと?💧」
お琴🎀「まだわからぬのか?」
「真琴が言っておったことを振り返ってみよ。」
『腕の1本くらいでわめくな。』
『”折ったのが利き腕じゃなかった,,事に…』
みんなが驚く
お琴🎀「腕っ節(うでっぷし)で勝負をしたというのに、なぜ真琴はジャミルが右利きだということを覚えておるのだ?」
監督生「つまり真琴ちゃんは…」
ケイト「まだ意識がある…?」
お琴🎀「そういうことじゃ」
「まだ意識があるうちに、ジャミルの腕を治癒(ちゆ)した。」
「それがわらわの仮説じゃ。」
監督生「そういう事か…」
ケイト「………」
お琴🎀「明日になっても、まだ真琴に意識があった場合は、必死に呼びかける必要があるが…」
「だがもし、意識がなかった場合、戦う事になる。」
ケイト「っ…..」
お琴🎀「…ケイト、辛いのはわかる。だが戦わなければ、真琴は帰ってこない。」
ケイト「それはわかってるけど…」
監督生「……….」
リリア「腹を括(くく)るしかなかろう。」
『!?!?』
監督生「リ、リリア先輩!?」
お琴🎀「お主、そうやって登場するのはどうかと思うぞ💧」
リリア「今のは元気づけるためにやったのだぞ?」
お琴🎀「知らぬわ💧」
リドル「リリア先輩の言う通りだ。」
監督生「リドル先輩…」
リドル「ここで前にでなければ、マコトは戻って来ない。」
「ハートの女王の法律第53条、”盗んだものは返さなければならない,,。」
「マコトもボクたちにとっては立派なトランプ兵のひとりだ。」
「必ず連れ戻す…」
ケイト「リドルくん…」
お琴🎀「うんうん。その意気じゃ。」
「リドルのように前向きでないと、後がないぞ?」
ケイト「……….」
監督生「……….」
「…..行きましょう。」
ケイト「そうだね…」
「マコトを助けに…!」
アルマ「いや〜楽しかったなぁ〜♪」
スズ「でも危ない目にあったじゃない💧」
アルマ「まぁね〜」
「私とスズの魔法をしっぺ返しされた時はマジでびっくりした。」
真琴?「……..」
アルマ「まぁ、メイが助けてくれたし、いっか」
「ありがとね、メイ。」
真琴?「お役に立ててなによりです。」
スズ「….それもそうね。」
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭【続く】