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『何色の薔薇で染めますか?』〜私の白い薔薇を染めるのは〜
第12話 『2人だけの隠し事』
今日はユーハンと別邸の和室で過ごすことになった。
『あれ、ハナマルたちは?』
『それが…。私に気を遣ってくれたのか…。』
数時間前。
『せっかくなんだから二人きりになりたいだろ?俺たちは街へ買い物にでも行くからさ。』
『ちょうどストロベリータルトが食べたくなったので!』
『主様との時間楽しんでね、ほら、シロ、行くよ。』
『ふん……。』
『あ、ありがとうございます……。』
『という訳なのです。なので暫くは別邸には誰も帰ってきません。』
『そ、そっか。』
(正真正銘の二人きりか…なんか変に緊張してきた。)
『ふふ、そんなに緊張なさらないでください。せっかく二人きりなんですからリラックスしてください。』
(なんでユーハンはそんなに平常心なんだ…。)
私は出されたお茶を飲む。
『お茶菓子も用意してありますからね。』
『あ、ありがとう。』
『ここのお店のあんまんは美味しいんですよ。是非沢山食べてください。』
『うん。頂きます。』
二人であんまんを頬張る。
モッΨ( ‘ч’ ☆)モッモッΨ( ‘ч’ ☆)モッ
一方その頃――。
庭
『……。』
(さりげなく近付いて中の様子を見れないっすかね…。)
『おい、アモン。』
『うわぁ!』
後ろから声をかけられる。
『な、なんだボスキさんすか…』
『ルール違反しようとすんな。』
『な、なんの事っすか?俺は別に…』
『ったく。嘘つくならもう少しマシな嘘をつけ。今日の水やりが終わってることはもうわかってんだ。』
『( ᷄ᾥ ᷅ )ウグゥ』
屋敷の廊下
『よっと…。』
(ここの窓からなら別邸の様子が…。)
『こらラムリ!』
別邸の様子を盗み見しようとしたらナックに声をかけられた。
『ゲッ!な、ナック…』
『何してるんです。』
『べ、別に?』
『はぁ……。ほかの執事が主様と過ごしてる時は手出し無用。介入しないことがルールではないのですか?』
『だ、だって、ユーちゃんは僕より大人っぽいから主様だって、きっと…』
『…主様のことを信用しなさい。あの方はちゃんと本気で考えてくれてるのでしょう?』
『な、ナックのくせに正論…』
『一言余計です。』
庭の木の上
『ここからなら別邸から飛び乗れますかね。』
『こらー!ラト!降りてきて!』
『おや、見つかってしまいましたか。』
木の下にいるフルーレに呼び止められる。
『ルール違反しちゃダメだろ!降りてきて!』
『はいはい…そんなに怒らないでください。悲しいです。』
フルーレに服を引っ張られる。
『全く……。』
『すみませんどうしても気になりまして。』
『それは分かるけど決めたことなんだから守らないと。』
『はい、分かりました。その代わりフルーレと遊ぶことにします。』
#クロスオーバー注意
ぷち
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『はぁ……本当に分かってるのかな…。』
『あんまん美味しかったぁ。』
『えぇ。とても。』
主様の口元を見たらあんこが着いていた。
『主様、失礼を。』
『え…。』
ユーハンは私の口元に触れる。
『っ…!』
私はぎゅっと目を瞑る。
『クスッ。あんこが着いてました。』
ユーハンはそれをペロッと舐める。
『ゆ、ユーハン……っ。』
『ふふっ。』
ユーハンはしーっと口元に人差し指を当てる。
『っ……///』
私は顔を赤くしてしまう。
『おやおや、顔が真っ赤ですね。』
『誰のせいで…っ。』
次回
第13話 『一線ギリギリ』