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そうですね、ちょっとひらめきました。じゃあ、こういう考えはどうでしょう。ある3次元の人間が、CTスキャナーに寝そべって検査をしました。すると、輪切りの2次元情報ができあがります。これは、2次元の人がとらえる「現実」です。頭からスキャンされていきます。最初はオツムの頂上、ただの点だったものが徐々に膨らんで円になって、くずれて楕円に変形したり分かれたりしていきます。もちろん2次元の人は、それが頭だとか肩だとか腕だとか胴だとは知りません。その一瞬ごとの楕円を見ただけでは、一体実体は何なのか、よくわかりません。
なるほど。
そして、胴の円が足の二つの円になって、それらがだんだん小さくなって、最後に点になって消えます。こうして実体が全部通り過ぎたあとになって2次元世界の人ははじめて「ああ、これはヒトと呼ばれる形だったんだ」って分かるんじゃないでしょうか。ここまで認識するのに、彼らには経験という「時間の経過」が必要です。でも、ですよ。私達が人間を認識するのに、時間は必要でしょうか?
どういう意味?
そこに寝そべっているのが馬じゃなくて人間だって分かるのに、時間は必要でしょうか? もちろん、明るいところでですよ。
いや。普通パッと見りゃわかるよ。
それは、私達には輪切りじゃなくて立体として見えてるからです。2次元の円の写真ばかりで見せられてたら、理解するまでに相当な時間がかかりますよ。これを、同じように考えてみます。3次元では認識に時間がかかる現象も、4次元から見ると、一瞬でわかるかもしれません。
それ、どういうこと?