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青桃です。
苦手な人は目を閉じましょう。
いつもハートありがとうございます😊
桃「ねぇねえお母さん。」
母「どうしたの〜?」
桃「何できつねさんは嫌われてるの?」
母「悪い事を沢山したからよ。あと二度と狐について話さないで。」
桃「わ、わかった。」
小さい頃の記憶
俺の住む村は遠い昔から狐を悪いものとして見ている。
俺はそれが何故か分からないからよくお母さんに聞いていた。
ずっと狐さんの話をしているとお母さんは嫌な顔をした。
「その話を二度としないで」
俺はそれを機に狐さんについて聞かなくなった。
母「ないこ〜」
桃「なに〜お母さん?」
母「隣の村へ行って野菜を買ってきてくれない?」
母「お母さん少し用事があるのよ。」
桃「わかった!行ってくるね。」
母「ありがとう気をつけてね。」
桃「はーい」
俺らの村は他の村に比べて作物が育ちにくいから
隣の村まで買いに行くのが普通だだ。
けどみんな隣の村に行きたがらない
理由は一つ
隣の村に行くには少し薄暗い森を通らないと行けないから。
特に子ども一人で行かせたら何があるかわかんないからね。
俺はもう18歳の男だし、お母さんも安心して任せられると言っていた。
初めて一人で行く隣の村に俺はうきうきしていた。
桃「いってきます!」
家族に声をかけてから隣の村へ行く
桃「なんだ結構明るいじゃん」
少し怖いかなとか思ったけど全然平気そうだった。
桃「ふふ〜ん♪」
空気が美味しくて目が癒された。
気分が上がって鼻歌を歌いながら森の中を歩いた。
ガサッ
桃「なに!?」
音がした方向をみる
なんだ、なにもいないじゃん
気のせいか〜
また俺は歩き出した。
桃「結構疲れるな、、、」
思っていたよりも道は長く疲れてしまった。
桃「こんなに長かったっけ?」
休める場所を探して周りを見渡す
桃「お!あそこに使われてない家がある!」
桃「あそこで休憩しよっと」
偶然辺りには使われていない古い家があった。
桃「ふ〜」
桃「やっぱ森は綺麗だなぁ」
普段は感じることのできない豊かな自然を満喫している。
ガサッ ガサッ
桃「な、、に、、、、?」
桃「何かいるの、、、?」
また音がした。怖くなった俺は体が固まってしまい
顔しか動かせなかった。
ビュー、、、ビュー
風が強くなった。
桃(もうなに!?怖い、、、)
風が強さを増すたびに俺の恐怖心も上がった。
??「珍しいなこんなところに人の子どもなんて」
桃(誰、、、!?)
風が止まって、暗い物陰から人が歩いてきた。
??「森は怖いか?」
その人は俺に質問した。
桃「少し怖い時もありますけど、普段はとても綺麗だと思います。」
俺は突然の質問に驚いたが素直に答えた。
俺の回答を聞くなりその人は嬉しそうに笑った。凄く綺麗だった。
その人は俺の隣に座ってきた。近くで見るとより綺麗でカッコよかった。
桃(こんな綺麗な人見たことない)
俺はその人のことをじーっと見つめてしまっていた。
それに気づいたらその人は
??「あんま見られると顔に穴が空いてまうわ笑」と笑っていた。
桃「あ、ごめんなさい、」
あまりに綺麗で恥ずかしくなって顔を逸らした。
もう体も動かせるようになっていた。
そういえば、この人は何処から来たんだろう
森の中には俺一人だったはずだし、この森を通る人は俺の村の人くらいだけど
村にこんな綺麗な人いたか、、、?
俺が悩んでいると
??「俺が何処から来たか気になる?」
と言われ驚いた。
桃「え!何でわかったんですか?」
??「なんかそんな顔しとったから」
桃(偶然かな?)
??「俺はこの森に住んどるんよ」
桃「へ〜!いいですね!毎日癒されそう!」
??「!」
驚いたこんなことを言うやつがいるのか
最近の人間は森には悪い狐がいると言って森へ入って来ないのだが、久しぶりに人の気配を感じて
どんなやつかと思い一目見にきたのだ。
その人間はとても可愛い顔をした子ども
少し興味がわいたからそいつに質問した。
帰ってくる回答は全て面白いものばかりだった。
俺は長年生きてきて恐れられている妖狐
人間は皆自分勝手で好きでは無かったけど
こいつには少しだけ興味がわいた
隣に座れば俺の顔をじっと見てきて、
そのことを言えば顔を赤くして謝ってきた。
青(こいつおもろ)
パチン
そう思い俺は指を鳴らした
ここは何処だ。隣に座った人が指を鳴らした瞬間目の前の景色が変わった。
桃「あの!ここは何処かわかりますか?」
??「ここは俺の家」
??「あーあと俺の名前いふ、好きに呼んで」
桃「は、はい?わかりました。」
急に名前を教えられ、困惑した俺は空返事をしてしまった。
すると当たり前のように俺を膝に座らせた、いふ
桃(、、、////ちょ近いって////)
いろんなことが一気に起きて俺は上手く状況が理解できなかった。
青「お前の名前なに?」
桃「、、?乾ないこデス//」
青「ええ名前やね」
桃「ありがとうゴザイマス//」
桃(顔良すぎだろ!!)
てかここ俺の家って言ってたよな、、、。
待っておかしくね?
少しずつこの状況を理解してきた。
桃(え?でもさっきまで、、、)
考えるほど余計に分からなくなってくる
青「どした?」
この状態の中で考えるのは無理だ。
桃(まずは一旦おろしてもらわないと////)
桃「あの、その、お、おろしてもらえませんか、、、?//」
青「嫌だったか?」
桃「そうじゃなくて、その、緊張シテイテ//」
青「んはは笑かわええな笑」
可愛いじゃなくて早くおろして!!
もういいや、一回忘れよう
聞きたいことがあり過ぎてどれから聞こうか
桃「あの、本当に此処は何処なんですか?」
青「ん?だから俺の家」
桃「でも俺たちさっきまで森に、、、」
青「俺妖狐だから」
桃「へ?」
また急に情報が増えた。
妖狐?俺の村の人たちが嫌がってる狐さん?
一体何か起きているのか、、、
青(フリーズしてもうた)
まぁそれが普通よな
それよりもっと大事なことがあるのになぁ
ほんまこいつおもろいわ
ないこだっけ一目惚れしたかも、、、笑
俺に気に入られて可哀想やな〜
絶対離せなくなってしまうからな、、♡
冷静になり、今起きたことをまとめた
まずこのいふは人ではない 妖狐だ
次に何故俺はいふの家に連れて来られたのかだ。
本当に少ししか話していないのに
てか今は何時なんだ?
あんまり遅いと帰るのも危ないし、家族にも心配をかけちゃうな
そろそろ帰らないと行けない
桃「あのいふさん俺そろそろ帰らないと行けないんです」
「なので離してもらえませんか?」
青「無理やな」
桃「え?」
青「不思議に思わなかったん?」
「此処が何処か」
桃「いふさんの家じゃないんですか?」
青「そうやな〜この”世界”がって言ったらわかるか?」
桃「、、、!?」
青「わかったか?笑」
わかった
この妖狐が指を鳴らして此処にきたときから俺はもう別世界にいたのだ
久しぶりの投稿でごめんなさい🙏
またちょくちょくあげますのでよろしくお願いします🙇