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しかし、その激しい戦いの中で、白川の身体には異変が起こり始めていた。肌は徐々に黒く染まり、血が滲み出していた。自らの力が制御不能となり、命を燃やし尽くしていたのだ。
「お前は…終わっている。」琥珀が低い声で言った。
「それでも、俺は…最後まで戦う…！」白川は苦しげに答え、再び琥珀に向かって突撃した。
白川は全身の力を振り絞り、最後の拳を琥珀に叩き込む。琥珀はその一撃を真正面から受け止めたが、白川の力が限界を迎えた瞬間、彼の身体は完全に崩壊し始めた。
「白川ァァァッ！」透が叫び、駆け寄ろうとするが、すでに手遅れだった。
白川の身体は呪力に蝕まれ、徐々に消えていく。
「これが…俺の…限界か…」白川は苦しそうに笑いながら、自らの終わりを受け入れていた。
「だが…俺は…最強を信じていた…」
そう言い残し、白川は完全に消滅した。
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