テラーノベル
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小学生のびじゅつかんは、
もう完成した。
あとは
苦しい
中学生の美術館を完成させるだけ.
たったそれだけの事なのに.
なんで自分はひとつの作品で
止まっているの?
ただの小さいこと。
ただのホコリみたいなこと。
ナノに
置いていけない。
ずっと見ちゃう.
とまっちゃう.
何もない
ただ真っ黒な紙なのに.
なにか
なにか
なにか
ある気がするの.
でも触れられない.
触れたら
崩れてしまう。
作品は全てそう.
少しでも触れてしまうと
危うい状態になる.
だから
だから.
触ったらいけない.
でもね.
もう終わった作品には
戻れない.
触れない.
だって
もう書き終わったんだから.
コメント
3件
うわあ……空白と改行でこんなに心の間合いを表現できるんだなって、読んでいて息を詰めました。「触れたら崩れてしまう」って感覚、すごくわかる気がする。完成したものには戻れなくて、でも見惚れてしまって動けない——そのもどかしさが、空白のひとつひとつに詰まってました。何もない黒い紙に「何かある気がする」っていう感覚も、作品の魔力みたいで好きです。このエピソード、とても印象的でした。