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ひたむきに、あなたへ

51 - 第3章 近づく鼓動 第51話

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2025年09月07日

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新しい一日が始まった。

制服に袖を通し、鏡に映る自分へ小さく「頑張ろう」と声をかける。


昨日は律に「まあ、悪くない」と言われただけなのに、胸が熱くなって眠れなかった。

あの一言が、まだ耳に残っている。


(……私、どうしてこんなに律さんのことばかり考えてるんだろう)


自分でも理由は分からない。ただ、心はもう動き始めていた。


ホテルの自動ドアをくぐると、ロビーに立つ律の姿が目に入る。

いつも通りの無表情――それなのに、目が合っただけで心臓が跳ね上がった。


「桜坂さん、今日もよろしくお願いします」

律の低い声に、華は慌てて頭を下げた。

「は、はいっ! よろしくお願いします!」


その声は、少し上ずっていた。

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