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「…行ってきます。」

「行ってらっしゃい」

学校行くのだるいけど…家にいるのも嫌なんだよな…。彼奴と過ごしたくないし。

(学校なんて無くなっちゃえばいいのに。)

なーんて、そんなこと声に出したらすちとみことが何するか分かんないからね。


ドアを開けた瞬間、俺に視線が集まった。

もうこれは毎回のことだから慣れてはいるけど…。

俺は学校に行きたい訳じゃないけど…俺は普通に行けるのに。全部すちのせいだ… 俺のせいじゃないから。

クラスメイトも先生も俺にはぎこちなく接する。まぁ当たり前かぁ…


つまらない授業。

俺は高校の勉強なんて全部中学生の頃覚えた。あの頃は体調崩しがちだったし、学校もあまり行けてなかった。だから高校だけは普通に過ごせますようにと必死になって勉強したのに。

何より…天才の兄を越すために。


チャイムの音が鳴り、休み時間になった。

教室は一気に騒がしく、うるさくなっていた。皆友達や先生と楽しく話している。

(トイレ行こ。)

教室に居たって惨めになるだけだ。


そうして気持ち早めに廊下を歩いていると、

「あっ、おい櫻!」

と声が響いた。振り返ると、

そこには教師の 暇 懐 先生がいた。

この先生は最近うちの高校に来たばかりだが、顔が良いのと若いからか喋りやすい、面白いという理由で人気になっている先生だ。

「…何ですか?」

「お前出席日数ちょい足りないから夏休み入る前に補習なー」

「…え」


嘘だろ?ちゃんと補習にならない程度に登校してたはずなのに。いつだ?いつ行かなかったっけ。

(  あっ  )

みことの時だわ…そういやそうじゃん。

あの翌日体調悪くなって休んだんだったわ。

えっまじかよ。は?補習したくな…えー。いや 冷静に考えろ。俺頭良いじゃん。


「ってことで放課後〇〇室な。」

「…分かりました。」

暇先生が居なくなった後、俺はスマホを取り出した。

(すちに連絡しとかなきゃ…多分分かってると思うけど一応ね。)

俺が送ってからすぐすちから返事が来た。

『分かったよ』

連絡しなかったら躾られるからな…。





そうして放課後になった。

(耳痛いな…)

ずっとイヤリングをしているからか、時々耳が痛くなる。

外していくか…

俺は耳からイヤリングを外し、鞄の中に入れた。

(鞄重いし…別にノートと教科書と筆記用具だけでいいか。)

必要な物を持ち、教室を出た。


『あーあ、外されちゃったぁ…』


静かにドアを開けると、そこには日真先生が待っていた。そして机の光景を見ると、俺はある疑問が浮かんだ。

(あれ…補習俺1人だけ?)

どこの机や椅子にも人は居なく、荷物の様子も見られなかった。

「あ、言ってなかったわ。俺は今日〇〇先生に頼まれてお前と2人だけで補習することになったんだよな」

マジですか…すちに殺されそう。


(まぁとりあえず座るか…)

そうして俺は一つの机に座り、教科書やノートを広げた。

「お前勉強出来るっぽいけどな…別に俺が特別補習しなくてもいいと思うんだよ」

「はぁ…。」

「まぁやるか〜。」

そして先生は腕を伸ばしこっちの机に屈んできた。







「そーそー、お前すげぇな」

「…ありがとうございます」

そうして油断していると、

「…?」

急に頭を撫でられた。

「俺こんな頭良い奴初めて見たわ〜。俺より頭良んじゃね?」

待って、俺今撫でられてる?

俺撫でられる要素あった?ただ問題解いただけじゃん。


「あー…いや実はさ、お前が解いてるその問題集、高3の問題なんだよ。」

…あぁ、なるほど?あのクソ担任から頼まれたんだな…。

「お前こんなの解けんだな。」

相変わらず手は俺の頭の上に乗せたままだ。

そうだ…俺は褒められ慣れていない。

頭を撫でられるのも、問題を解いて褒められるのも、すちやみこと以外に褒められるのも。全部全部初めてだ。


「…」

「ん?どうした、らん?」

らん!?いきなり名前呼び!?

この先生距離近すぎる…。

少し顔が熱い。俺は今少し顔を赤らめているのだろう。たかがこんなことで。

俺の頭から手が離された。

「ぁ…」

「今日の補習はここまでだな、お疲れ。」

「…さようなら、ありがとうございました。」そして俺は深く礼をして、この教室を去った。







すちdis

「暇 懐 ねぇ…、社交的な人っぽいからすぐらんらん絆されちゃう。帰ってきたらんらんの表情によっては消すか…」

「あれらんらんの大切なイヤリングだし、学校であんま外すことは無いと思ってたけど…もっと増やさなくっちゃ。」



俺は携帯電話を取り、ある人に連絡をした。

「…もしもし、みことちゃん。」

『もしもし、すち君から電話なんて珍しいやん!どうしたん?らんらんのことで話がありそうな声して。』

この人に頼りたくは無かったけど…

「…GPSと盗聴器を5個ずつ。それと身体に埋め込む機械、睡眠薬も用意して。」

『分かった!、すぐ送るね!』

「…ありがと、じゃあね。」

そうして電話を切る。

金の事ならみことちゃんが1番頼りになる。出来るだけ俺らの貯金は使いたくないんだよね。





…全ては

らんらんと俺の為。

君の為なら許される

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コメント

3

ユーザー
ユーザー

怖いよー!誰からんらんを助けてやって! でも依存は好き!続き楽しみー!

ユーザー

うん、神( ´ཫ`) まじでこの、🍵くんと👑くんが協力してる風に見せて本当は🍵くんにしかメリットがないのが……(◜¬◝ ) 🍵🌸の依存はまじで好き やべぇ語彙力足りねぇ 続き楽しみ(っ ॑꒳ ॑c)!!

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