こんにちはこんばんわ。三日月です🌙
今回は旧国(枢軸国)が現代国に乗り移ってしまうお話です
好評でしたら続けます!いいね、コメント待ってます!!(乞食)(リクエスト️⭕️)
あ、前回の短編小説をみてくれた方々、本当にありがとうございます!!下手なのに5いいね付いたらいい方だと思っていたので初投稿でこんなに沢山貰えて嬉しいです😊
それでは、どうぞ
⚠︎注意⚠︎
・旧国
・戦争賛美、政治的意図は一切ありません
・前回と続いているかも?(見てなくても️⭕️)
カタカタカタ…
真夜中の真っ暗さを照らす板を見ながらデータを打ち込んでいた。
エナドリを飲む。
「…はぁ……」
いつからだろうか。こんな生活になったのは。まぁ、戦後の時に比べたらマシだが。
ただ…このペースじゃ今日も家に帰れなさそうだ。最後に家にいつ帰ったかも覚えていない。いや、そこまで頭が回らないのだ。
「やるか…」
呆けている場合では無い。まだまだ山積みの仕事があるのだから。
カタカタカタ
〜翌朝〜
「終わった…」
積まれていた仕事を全部片付けた。もう外は明るくなっていた。
「朝日が染みる…」
時間を見るとそろそろ出社時間になる辺りだった。
「こりゃ家に帰れないな…。」
少しでも疲れを取るためにデスクに伏せる。
……
「さーん?に…さん?日本さん!!」
!?
ガタッ
デスクから落ちそうになった。
「あの…大丈夫ですか?」
そう声を掛けてくれたのは台湾だった。
「あぁ、台湾さん。おはようございます。大丈夫ですよ」ニコ
「それなら良かったんですけど…なんせ僕が出社した時には既に寝ていましたから…」
時間を見る。そんな何時間も経っていなかった事にまずは安心する。
「もしかして昨日も残業してたのですか?」
「……」
「ちゃんと休んでくださいね?」
「ありがとうございます」ニコ
そう言って席に戻っていった。周りを見渡す。もう殆どの国は来ていた。
バダン!!
「Yo!アジアの奴ら!オレ様が来たぜ!」
入ってきたのはどこを取っても世界一の大国、アメリカだった。
「おはようございます」
「おはようございます!」
みんな挨拶をする。僕も挨拶をした。
「あー…日本chan!」
名前を呼ばれて振り返る。
「この仕事頼んでもいいか?」ドサッ
重そうな音を立ててデスクに山積みの書類が置かれた。
「…分かりました。」
「ありがとな!」ニコ
それだけ言って出ていった。
そう。何を言おう、僕は頼まれ事を断れないタイプだ。人生損タイプとでも言うのだろうか?山積みになっている書類を見ながら呑気にエナドリでも買ってこようかな、と思うのだった。
目を開く。相変わらずここには何もない、真っ白な空間だ。
最近変な事が起きている。
身体が痛くなったり、後は…透けた事もあるな。ここは所謂あの世って所なのに身体に異変が起きることはあるのだろうか、と考えていると
「やっほーなんね」
イタ王がこっちに歩いて来ていた。
「やっぱりあの現象気になるんね?」
「そうだな…」
「イタ王も気になるんね!」
「何か分かったのか?」
「分かるわけないなんね!」
「そうだな。分かってるから大丈夫だ」
「それ地味に馬鹿にしてないなんね?」
「……」
「無言やめてなんね!?」
そんな会話をしていた。ただ、1つ気になる事がある。それは…
「なんでイタ王達だけなんね!!」
身体の異変が出ているのは俺、イタ王、ナチスだけという事だ。
この並び…三国同盟を思い出す。
「なんか五月蝿いから来てみれば…お前だったか」
「あ!ナチス〜!日帝が意地悪してくるんね!」
「おいくっつくな離れろっ」
「嫌なんね!」
「イチャつくなら他所でやってくれないか?」
「イチャついてねーよ!?」
「てか、こんな呑気にしてる場合なのか?」
「それもそうだな」
「そうなんね」スッ…(離れる)
「どうにかしないとここにすら残れなくなるかもしれない。かといって原因も分かんないのだが…」
「俺たちだけっていうのも気にならないか?」
「そうだな…」
「現世で何か起こってるんかね?」
「何故ここで現世が出てくる?」
「だって時間の流れが一緒なら現世に何かあるならこっちもなるかもしれないなんね!」
「確かに一理あるな。イタ王にしては鋭いな」
「一言余計なんね」
「…現世…」
「そういや前までたまに現世の様子が見れていたが最近は見れてないな」
「そうだな」
「やっぱり何か関係してるんね!?イタ王天才なんね!」
「まだそうとは決まった訳ではない」
「うぅ…」
「今頃…現世で何が起きているんだろうか。」
時間はもう昼休憩に差し掛かる頃、僕は山積みの書類を片付けていた。
やってもやっても減っていない気がして嫌になる。放棄してもその分後で仕事が重なるだけだからどうも出来ないが…
「日本さん!お昼ご一緒していいですか?」
台湾さんが声を掛けてきた。
「いえ…僕はまだやる事があるのでお先に頂いてください」ニコ
「そしたら日本さんはいつご飯を食べるんですか?」
「ちゃんと食べてますから大丈夫です」ニコ
嘘だ。最近は食事といっても軽食しか取ってない。
「そんなに痩せこけてるのに信じられないよ」
「本当に大丈夫ですので…」ニコ
「っ!」
腕を引っ張られる。
「た、台湾さん、??」
「食堂一緒に行きますよ!」
いや…僕は大丈夫なのに…でもこんな力で引っ張られたら解こうにも解けませんね…
久しぶりに食堂に来た気がする。
「さあ日本さん!!何食べますか!なんでも良いですよ?」
「本当に大丈夫だk…」
「すみません通らせてくださ─」
「日本?!」
「ドイツさん!こんにちはです!」
「こんにちは…」
「どういう状況です?」
「最近まともにご飯を食べてる様子が無かったので無理やり連れてきました」
「確かに最後に会った時から痩せてるように見えます」
「えっそうかな…」
「台湾さん。俺も手伝います」
「ありがとうございます!」
「えぇ…」
空いてる席に着く。当たり前かのように両隣にはドイツさんと台湾さんがいる。
「さ!食べましょ!」
「いただきます」
「やっぱ日本って礼儀正しいし食べ方綺麗だよな」
「分かります!」
「このやり方が染み付いてまして…」
「いい事だね」ニコ
「は、はい…」
久しぶりにドイツさんが笑った所を見たからか少し動揺してしまいました…
「やっぱりピッツァが1番なんね!!」
「食堂だから静かにしなよピザ野郎」
「ピザじゃなくてピッツァなんね!!!!」
「あーうるさいうるさい」
「賑やかですね」
「そうだな…」
「?どうされましたか?」
「いや、何でもない。俺たちも冷める前に食べましょう」
「そうですね!」
……
「ご馳走様でした」
「美味しかったですか?」
「はい!本当にありがとうございます」ニコ
少し味が薄い気がしたけど…気のせいだよね
「よかったです」
「では俺は部署が違うのでこれで」
「はい!本当にありがとうございました」
「ありがとうございます」ニコ
「僕達戻りましょうか!」
「そうですね」ニコ
最近俺には悩みがある。それは…
「痛いな…」
身体にヒビが入っている事だ。血は出ていないが痛い。病院にも行ったが原因は分からなかったから痛み止めだけ貰ったが効いてる様子もない。ヒビが出る以前は頭痛とかが酷かったな。今も痛いが…
そして…
「なんで日本にもイタリアにもあるんだよ…」
イタリアは一瞬しか見えなかったから確証は無いが日本のははっきりと見えた。本人は気付いてる様子では無かった。隠されていたら分からないが…日本だと有り得る。
俺たちの共通点は何だろうか?
…
……
………
あ
“敗戦国”…?いや正しくは同盟国か…共通点としたらこれが挙げられるが…原因解明には繋がらなさそうだ、…本当に?本当に関係はないのだろうか?
嫌な予感がする
部署に戻り席に着く。久しぶりにちゃんとしたご飯を食べた気がした。
気のせいかもしれないが仕事をやろうとすると頑張ろうって思える気がする…
ピリッ
「いッ…」
急に痛みが走りだした。自分の手を見る。ヒビが入っていた、しかも1つじゃない。何個もあった。
「何、これ…」
「すみません少し御手洗に行ってきます…」
トイレの御手洗場にある鏡を見る。
「え……」
そこには手にあったようなヒビが顔にもあったのだ。
「どうして…」
「日本?」
「っ!」
やばいやばいやばい誰か来てしまった。こんな姿を見られたら……
恐る恐る声がした方を見る。
「ドイツさん…?」
「ッ!」
日本の顔にヒビが入っている!?
「日本っそれ…」
「っ大丈夫ですので!!」
走って。走って。走って。
御手洗場からとにかく離れる事しか頭になかった。
「日本……」
俺は立ち尽くしていた。追いかけるべきかわからなかったから。
ただ…1つ言える事があるとすれば…
そろそろ本格的に崩壊し始めるだろう…と
「ッはあっ…はぁ…っ」
後ろを見るがドイツさんが追いかけて来ている様子はなかった。
「はぁ…はぁ……」
息切れを起こす。壁にもたれ掛かる。
─どうして逃げてしまったんだろう。
今度はそれが頭を過ぎる。
そういえばドイツさんの顔にもヒビがあったような…?気のせいかな…
このままだと部署に戻れない。どうしたものか。
絆創膏を貼るにしても心配されそうだ
結局定時になるまで隠れてしまった。
申し訳ないと思いつつ自分の席に座り仕事をし始める。幸いにも残ってる人は忙しそうでヒビには気付かれなかった。
とりあえず終わってない仕事を終わらせよう。
カタカタカタ…
休憩がてら時間を見る。そろそろ日付が変わりそうな時だった。
コンコンコン、ガチャ
扉が開く。
「日本居るか?」
「えっ」
そこに居たのはドイツさんと…イタリアさんだった。
セリフの時は国旗とか付けた方がいいんですかね?
例)
「あいうえお」
🇯🇵「あいうえお」
国旗付いてた方が誰か分かりやすいよーって方はコメントで教えて下さると次回以降付けるかもですのでよろしくお願いします🙏(コメント乞食)
コメント
1件
続き楽しみにしてます!神作の予感!国旗つけた方がわかりやすいかもです!