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蒼乃(キャラボ中〜!)
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「行っくよー!!『陰陽刀-陰ニ翳ス一太刀-』!!」
「狐幻術・終末汽!!」
狐が黒い霧を噴出した。
避けずに追撃する予定だったが直感が危ないって囁いてる!
「ちょいと拝借!『英雄の特権:借・亜空間移転陣』!!」
緊急回避。
瞬時に狐の背後へと移転する。
「甘い!『狐幻術・派拳百手』!!」
しかし狐はわかっていたかのように背後にいる私に攻撃を浴びせる。
「!それ見つけるのすご!!だけど!それは悪手!ごにょごにょ剣術『百花繚乱・霊斬』!!!」
目には目を歯には歯を、そして百手には百斬を!!
狐の幻術をさばいていく。
本来の目的はただの時間稼ぎだが…倒したい!
だからこそリスクを冒す!
「百終わらない!ごにょごにょ剣術『千線刀観音』!!」
『千線刀観音』は何かしらの攻撃を受けた時に発動できる技!
つまりそこに存在する幻術だけで使える!
「とりゃりゃりゃりゃ!!」
せいやせいやと押していく。
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「美香視点」
一方戻って眞籠先輩は…
「破壊の限りを尽くすのです!『天地天命神之詔』!炎に巻かれるのです!『妖炎八尾』!」
ズッガンズッガン、バッキンバッキンと壊していくが、再び魔法を使う時には半分は直っているという、いたちごっこの極みみたいな状態で一切進展がない。
「すぐ直るのはおかしいのです!」
少し疲れた声色で言う。
そりゃ、眞籠先輩のMPにも限りがある。
連続して撃ち続ければ疲れる。
逆に一瞬でも半壊まで持っていける強さに驚くべきだろう。
「おかしいわね…神社のほうをいくら攻撃しても狐にダメージはない…神社と狐は連動していないの?…ダメージの肩代わりかしら…」
こんなことを考えているうちに眞籠先輩の攻撃の穴は塞がっていく。
しかし夏世が積極的に攻撃に出てくれるおかげで神社の傷は増えていく。
(狐からのダメージは受けるけど、神社から狐へとダメージはない…それでいて神社は瞬時に修復される……やはり神社の中にあるのかしら…)
ひたすらに考えるが…確実と言えるものがない…
「美香。やはり中のもの…魔道具でもあるのではないか?」
曜先輩からの助言が飛ぶ。
「やっぱその可能性があるわ…だけど…確実じゃない。夏世の体力も考えて…長引けば長引くほど不利になってく…可能性を潰していくのがいいのだけれど…単独で突入できるのは夏世しか…」
ぐるぐると可能性という名の重りがのしかかってくる。
考えても考えても…最善と言えるものにたどり着けない。
どうすれば…
「美香。中の構造は知っているか?」
「?部屋数が多くてあまり…」
「己の手には眞籠とつけた地図がある。使え。何か手がかりがあるかもしれん」
「!ナイスすぎる…借りるわ…」
曜先輩から手書きの地図をもらい観察する。
「構造はそこまで複雑じゃなさそうね…2階部分には隠し部屋みたいなのはなさそうね…」
「うむ。屋根裏などにつながる通路もない」
「1階にも怪しいところは…あそこだけ…」
そして一つの可能性にたどり着く。
「狐が出てきた場所。何かがありそうね…」
今までの狐の言動。狐が出てくる前。
この階層に着いてからの自分たちと狐の言動を思い出す…
(夏世が石に触れてから狐が現れた……「全てを喰らうもの……ようこそ、我の根城に…」?根城……?ということは狐の核…!?)
モンスターの核が離れて存在するなんて聞いたことがない。
しかしそれ以外のつじつまが合う。
狐が何度も復活することも、あの地下室を根城と呼んだのも。
「…曜先輩…わかったかもしれないわ。あの狐のギミックが…」
「そうか。ならそのギミックを攻略するのに何をすればいい?指揮担当?」
「…ふふっ…そうね…ギミックを攻略するには圧倒的な火力と単独で動ける人しかできないわ。その間任せられるかしら?」
「当たり前だ。夏世の間は己と眞籠で埋める。魔法が効かずとも眞籠の強さは健在だ」
曜先輩の口角が少し上がる。
「任せたわ。サポートは徹底的にするわ。夏世と違って余裕の戦いとはいかなそうだし」
「うむ。頼らせてもらうぞ」
曜先輩の地図のおかげでギミックを攻略するための手立てができた。
あとはその手立てを遂行するだけ。
「!二人ともどうしたんです?」
私たちが話している間も魔法を撃ち続けてくれた眞籠先輩が振り返る。
「今、最高の作戦ができたところよ。眞籠先輩と曜先輩のおかげで」
「!よくわかりませんが、役に立てたならうれしいのです!」
「手書きの地図、ありがとね」
「えっへんなのです!」
眞籠先輩が誇らしく胸を張る。
なんとも可愛らしい。
「と、作戦前に伝えておくわね」
眞籠先輩に作戦の要項を伝える。
あとは、夏世がどれだけ早くギミックを攻略できるかだけ。
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「夏世視点」
美香の指示で曜先輩と眞籠先輩と代わる。
いつもよりも疲れ、体が重いとは言え、まだ戦えるのに…
「急に戻ってこいなんて…なんか手がかりでもつかんだ?」
「ええ。革新的なものをね!」
そこまで言うとは…期待が高まる!!
「どんなもの?」
「それは………………………いいわ。作戦だけ伝えるわ」
「なんで!?しかも微妙に間があったから絶対悩んだでしょ!」
「話すと長くなるし、あんたに理解できるほど容易なものではないわ」
「それなら説明しなくていいね!」
説明を1回で理解できるなんて無理無理。
別に説明しなくたって役割さえわかってればどうにかなるなる!
「なつ、あんたは神社の中に入って狐が出現した地下室に行ってもらうわ」
「寒いとこね」
「そうよ。あそこに行けば何かしらの魔道具かこのギミックの仕掛けがあるはずよ。そして、それを破壊してきなさい」
「おっけー!とにかく破壊すればいいのね!」
「出し渋らないで、もったいぶらなくていいわ。夏世の持てる力でぶっ壊しなさい!」
「それなら私でも出来る!!じゃ行ってくる!!」
役割わかれば早速行動にでるが吉!!
走って神社の中に入る。
走った道をたどってあの地下室の入り口までたどり着く。
「失礼しまーす!」
扉を開こうとするがびくともしない。
「あれ?あかない…勢いが足らなかったのかな…」
神社への攻撃とかで傾いたせいで開きづらくなったとかもあるからね!
勢いよく…
「しっつれいしまーーす!!!」
扉ごとけ破って地下室に侵入する。
地下室は、さっきと同じく寒く、そして5つの石が光っていた。
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ちょっと戻って狐と対峙した眞籠先輩たち
「ここからは私たちが相手なのです!」
「くっ!逃がすか!」
堂々と狐の前に立つが、狐は目もくれず美香のほうに戻る夏世に一直線。
「己が盾役だということを忘れたのか!『違和感点』!」
曜先輩がすかさず挑発技でターゲットを夏世から曜先輩に強制的に変える。
所詮はモンスター。挑発技には抗えない。
「くそっ!ならば貴様からやってやる!」
狐が向かってくるが…
「やらせないのです!『亜空間移転陣』!」
眞籠先輩の魔法でよける。
「ちょこざいな!!」
再び向かってくるものの…
「またまた…『亜空間移転陣』!」
またもや移転でよける。
「くそがァ!!」
しかし、狐は学んだ。
攻撃してもよけられる…なら避けたところで攻撃すればいい。
先回りしてやろうと。
しかし…
「またまたまたの!『亜空間…」
狐はすぐさま向きを変え移転してくるであろう位置に向かって攻撃する。
しかしその行動さえも眞籠先輩の手のひらの上だった。
「ここだ!!!」
狐が虚空を切り裂く。
「移転はしないのです!」
「うむ!『盾・盾・盾・盾』!!」
曜先輩が4つの盾で押さえつける。
「効かないとわかっていますが!いやがらせ程度にやるのです!『凍てつく雨!』それからの!『雷雷電撃』!!」
雨でぬれた盾を通して電気が通電する。
「魔法は効かぬ!不可解だ!」
狐が雷を浴びながら力任せに盾を押しのける。
「眞籠行くぞ!」
「おっけーなのです!『亜空間移転陣』!」
再び眞籠先輩たちが移転する。
「逃がさんぞ!そこだ!」
しかし空を斬る。
「どこだ!?」
「正解は上なのです!」
「『大盾落とし』!」
曜先輩の盾が狐の頭を直撃する。
「目が…」
「くらうがいいのです!ユニークスキル『摩訶不思議異世界』!」!!
ここで発動するのは眞籠先輩のユニークスキル。
カチリと音が鳴る。
「なんだこれは!」
狐を中心に1辺が6メートルほどのドーム型の結界が張られる。
「この結界はルールを改変するのです!つまり…あなたの魔法無効もなくなるのです!」
「なに?それなら…幻術で上書きするのみ!『狐幻術・朧楼』!」
次の瞬間、空間は歪み狐が消えた
「残念ながら!それも無効なのです!」
そう、『摩訶不思議異世界』はただの改変ではない。
個数に制限はあるものの、現在で変えることができる。
「この中では幻術も無効なのです!」
ゴーンとルールを変えたことを表す鐘がなる。
しかし、狐は一向に現れない。
「?おかしいのです?」
ルールは改変したはず。
なら…なぜ現れないのか。
その答えは虚空から返ってきた。
「簡単な話だ。貴様のユニークスキルよりも…『狐幻術・朧楼』が強かっただけだ!!」
答えと同時に4本のナイフが4方向から跳んでくる。
「『黄金盾』!!」
しかし曜先輩がはじく。
「まだまだ続くぞ?」
狐は止まらない。
敵を殺すまで。
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五つの石を目の前に、私は悩んでいた。
「特に…物っぽいものがない…」
最初の邂逅のせいで、瓦礫が散乱しており見つけづらい。
おまけに暗いし…
「掃除サボってたの誰よ…」
そんな戯言を言いながら瓦礫をどかして探す。
だが見つからない。
「ちょっとめんどくさくなってきたし…でもやらないといけないし…」
私の中で、いい私と悪い私が争っている。
「!それなら中間択をとればいいんだ!」
少し悩んだ末、このような結果にたどり着いた。
「ということで…『殲滅的英雄…かも?』!!」
8つの光が地下室ごと切り裂いていく…
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