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ワートリ 夢小説

4 - 「 今夜 、君だけを感じていたい」

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2025年06月12日

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ワールドトリガー

風間蒼也 様 夢小説




















✄——————-‐——————-‐——✄‬



夜の風間家

2人は仲良くお風呂に入って、リビングで風間さんが澪を髪を乾かそうとしている


「……髪、ちゃんと乾かさないと風邪ひく」


「え〜、もう風間さんの膝で寝た〜い……」


澪はふわふわのタオルを抱えたまま、風間さんの膝に頭をぽすん。


風間さんは苦笑を浮かべて、ドライヤーを手に取る。


「座れ。ほら、ちゃんと拭く」


「えへへ……ありがとう。やさしい〜」


澪の髪を優しく撫でながら、風間さんは無言で丁寧に乾かしてくれた。

その指先は、まるで何かを確かめるように繊細で、やわらかくて――

思わず澪はくすぐったくて笑ってしまう。


「くすぐったい……でも、うれしい」


「……黙ってろ。集中できない」


「むぅ……でも風間さん、ほんとは甘やかすの好きでしょ?」


「……うるさい」


そう言いつつも、最後までしっかり乾かしてくれるところが、風間さんらしい。


「終わり。よくがんばった」


「はい、ご褒美〜♡」


澪は風間さんの頬にちゅっとキスをして、にっこり笑う。

風間は一瞬目を伏せるけれど、その耳がほんのり赤く染まっていた。


「……お前、そういうの反則だ。」


「知ってる♡」


そんなやりとりをしながら、ふたりは並んで布団に入る。

部屋の明かりを落とすと、柔らかな月明かりが、カーテン越しに差し込んできた。


「風間さんの腕枕、ほしい……」


「……ほら」


無言で差し出された腕に、澪は満面の笑みで潜り込んだ。

そのままぴたっと体を寄せて、風間さんの胸元に顔を埋める。


「ねぇ、今日もだいすき……」


「……知ってる。俺も」


それだけの短いやりとりが、何よりも深くてあたたかい。


ふたりはそのまま、手を繋いで眠りについた。

夜風に揺れるカーテンの音だけが、静かに優しく響いていた――。

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