テラーノベル
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ども!
宵美夜 綺月です!
注意事項は、𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆0の方をご確認ください🙇♀️
【登場人物紹介】
🎼🍍暇(いとま)なつ
膠芽腫を患う高校生。
生きる気力も、意味も失いかけている。
🎼📢柴崎(しばさき)いるま
兄が”居た”高校生。
偶然見つけたなつに、近いものを感じた。
それでは、いってらっしゃい!
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𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆_ 1 【名前】
🎼🍍𝐬𝐢𝐝𝐞
🎼📢「……おまえ、なんで泣いてんの」
🎼🍍「……あんま見ないでくださいよ」
🎼📢「そうは言われてもなぁ」
🎼📢「1人で泣いてるやつを、ほっとけるわけないだろ」
そう言ってこの人は、優しく微笑んだ。
そして、沈黙が訪れる。
すると、次に口を開いたのは、またこの人。
🎼📢「……その本、あんま見ない方がいい」
🎼📢「余計苦しくなるぞ」
🎼🍍「もう、充分苦しいっすよ」
俺はそう言って軽く笑ったが、
この人にはそのごまかしは効かない。
逆に俺より苦しそうな顔をしていた。
そして、また続く沈黙。
普通なら、しびれを切らして、
何も言わずに立ち去るものだ。
でも、その人は違った。
🎼📢「……俺、暇だからさ」
🎼📢「たまにここ来てんだよ」
🎼🍍「……そうなんですね」
急に自分語りを始めた。
何を言ってるのか、今の俺には関係ない。
でも、何故か聞き入ってしまう。
🎼📢「ここにある本、全部読んだ」
🎼📢「そしたらさ、生きることとか友情とか」
🎼📢「全部内容は違うのに、方向性は一緒の本ばっかなんだよ」
🎼📢「”幸せな瞬間が一瞬でもあったならそれでいい”って」
この人は、わざと俺に向かって
生きるとか、希望ある言葉を言っていると思った。
ほんとうに馬鹿らしい。
🎼📢「……だからさ」
🎼📢「俺は、ここにいる」
🎼🍍「……!」
不思議だ。
ついさっきまで、この人を勝手に見放していたのに。
“最後の1年”に縛られていたのに。
この人の一言だけで、心が軽くなった気がする。
🎼📢「……お、今日も綺麗だな」
窓の外を見ると、水平線の光が
景色を照らしていた。
🎼🍍「……うん、綺麗」
自然と笑みがこぼれた。
🎼📢「だろ?」
🎼🍍「うん」
🎼📢「……じゃ、またな」
🎼🍍「……あ、あの__」
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🎼📢「ん?」
🎼📢「あー、そういや」
🎼📢「名前、聞いてなかった」
🎼📢「俺、柴崎いるま」
🎼🍍「暇なつ……です」
🎼📢「なつ……」
🎼📢「いい名前だな」
そう言っているまさんは、また優しく笑った。
今は不思議と、嫌な感じはしなかった。
🎼🍍「……また明日」
なんて返ってくるか、怖かった。
でも、心配いらない。
少し驚いた顔をしていたけれど、
いるまさんは、また笑って言った。
🎼📢「あたりまえ」
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おかえりなさい!
物語の感想、大歓迎です✨️
それでは、おつよい~!
コメント
1件
お疲れ~、第2話読了! いるまさんの「だからさ、俺はここにいる」、めっちゃ刺さったわ…あの一言でなつくんの心が動くのがすごく自然で、読んでてこっちの胸もギュッとなった。 「あたりまえ」って返すところも優しくて、2人の距離がちょっと縮まった感じがしてほっこりしたな。続きが気になる!