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nagi.
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李和
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──こいつは悪魔だ!悪魔の目を持っている!
──あなた!!やめて!!
──ダメだ!ここには置いておけない!
──違うの!ねえ聞いて!!
──黙れっ!お前は口出しするなと言っているんだ!!
──きゃあっ
鳥の囀ずり、風の音、冬の匂い、軋む枯れ木
僕はこの場所が好きだ。すべて過去を無かったことにしてくれているようでとにかく居心地がいい
ベンチに座りながらふと思った。
ずっとこのままでいいのに。
白い息が午後の大空に溶けていく
鋭い耳の痛みも今は感じない
「──お好きなんですか?公園」
突然声を掛けられる
声の主はいつの間にか隣に座っていた
その男はどこかで見たことがある気がした
「ええまあ、はい」
「それはいいですねぇ」
「公園って心が浄化される感じがしていいですよねえ。特に冬は」
そうだ。7年前一世を風靡していた真田明日香に似ているのだ
マフラーで顔は隠れているものの顔立ちは似ているように思う
と言っても最後に見たのは7年前なので多少記憶違いはあるかもしれないが
「公園と言えばそう、依鈴さん」
「──復讐に興味はないですか?」
「お久しぶりです」
1週間ぶりに会う彼の声は前に会ったときより幾分か晴れやかな気がした
先週は彼がいつもの眼帯を着けていなかったからだろうか
「お久しぶりです。依鈴さん」
「もうすぐ先輩が来るのでお待ちください」
依鈴さんに座るよう勧める。
「どうぞ。」
先ほど淹れておいたお茶を出す
ちなみに保温性バッチリなのでぬるくはないと思う
「…僕のことはどこまで知っているんですか」
お茶を一口啜ったあと依鈴さんは聞いてくる
まあこんな質問されるのも当然だろう
「名前と年齢、身長体重…あとは友人や恋人の有無。ですかねえ」
「ああいえ、何も脅そうと思ってるワケじゃないですよ?」
空気が冷たくなったのを察しフォローを入れる
「ふう…そりゃそうですよね」
依鈴さんはなぜか安心したようにため息を吐く
「…まあ分かっています…あなた方はプロだって」
「ただ…心配していまして…」
「心配?」
「こんな僕に復讐ができるのか…」
依鈴さんはうつむき躊躇いがちに喋る
「そりゃ僕だって復讐したいとは思いますよ…」
「でも、僕にそれができるかどうか…」
しばらくの間気まずい沈黙が流れる
「できますよオ!!アナタならきっと!!」
気まずげな静寂を破ったのは篝さんだった
「篝さん!?」
「いつから!?」
「ずっと。」
「いつ出ようか迷ってたけどここしかないな!って思て」
さも当然かのように話す
「えっとこの人は…?」
「あ、ごめんなさい、この人が篝秀一さん。僕の先輩です」
「こんにちわア」
「…この人が?」
「こんな先輩ですみませんねエ」
「あんな先輩ですみません」
閑話休題
「で?ええっとじゃあ衣鈴クンは無事天国の花園へ入る、ということで」
「よろしくお願いしまアす」
「…まだや…まだ足りん」
「でもその苦労も楽しいんやけどな♡」
この物語はすべてフィクションです。実際の人物、団体、事件とは一切関係ありません
コメント
15件
毎日投稿本当に凄いと思います…頑張ってください! 今はまだ登場人物達が落ち込んでいたりしても篝さんのテンションでぶち壊されていくので安心です。今後どうなるかは分かりませんが…
頑張っておくれ…なんて辛い過去ばっかなんでしょうかねぇ?
明日香さんと秀一さんのビジュが見てみたい……どいつも辛い過去ばっかで最高ですね