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昼食休憩の後は、いよいよ釣りだ。
各自ディパックに竿を入れ、川俣先輩の自転車の荷台に小型のクーラーボックスをくくりつけて、海へと出発だ。
途中釣具屋さんでアミコマセ4キロとオキアミ小1キロを買って。
虫エサは苦手だけどアオイソメ半パックも買って。
買い物時間を含めても30分程度で目的地の港に到着する。
時間は午後3時30分。
まだまだ容赦無く暑い。
僕は取り敢えず前回と同じ投げサビキ仕掛けで釣り開始。
美洋さんも同様。
彩香さんは
「サビキは針が多くてちょっと面倒」
という事で、小さい針が2本ついた仕掛けにアミエビをつけて。
川俣先輩と未亜さんは例によって自作の怪しい仕掛けで歩き回っている。
他に釣り人は数人程度。
もっといた感じはあるのだけれど。
釣りをした後の痕跡とか。
最初の30分は何事もなく過ぎた。
つまり、釣れない。
前にいつもの堤防で見たような、群れの回遊が見えない。
これは駄目かなあ、と思いつつも待つ。
最初に釣ってきたのはまたしても先輩だった。
「アオイソメでちょい投げ、底ベタがいいみたいだな」
この前釣れなかった白というか透明っぽい魚だ。
「これはシロギス。案外美味しい」
次は未亜さんが釣ってきた。
これもこの前見なかった魚だ。
平べったい銀色の上から見ると細い魚。
「ヒイラギなのですよ。ちなみにオキアミエサです」
そして2人は、定期的に色々な魚を釣ってくる。
「ベラですよ」
「メゴチだな。トゲは一応切っておいたけれど注意しろよ」
という感じで。
そして遂に、彩香さんのウキが沈んだ。
案外大きそうだ。