#2
ー道枝 side ー
ちょっとした事件があったせいなのか
、時計を見ると遅い時間だったので、大吾くんの家へとお邪魔した。
道枝「お邪魔しまーす」
大吾「どーぞ」
道枝「あーやっぱり本人と一緒で、部屋がオシャレや」
大吾「あぁ笑、ありがとうな、、というか人と部屋は比例せんやろ。、、、自分で言うのもなんやけど、西畑の部屋って、オシャレよりも片付いてるだけやん。」
大吾「やから、みっちーの部屋も片付ければ、オシャレになるんちゃう?笑笑」
道枝「それは、しょーがないんです」
大吾「へぇ、?」
道枝「てか、疲れたんでお風呂借りてもいいですか?」
大吾「あ、ええよ」
大吾「お風呂あったかいから先入ってきいや」
大吾くん家のお風呂は大きくて
めちゃくちゃリラックスできた。
道枝「上がりましたぁ」
大吾「じゃあ入ってくるなー」
大吾「みっちー、テレビとか見たいんやったらつけててええし、そこら辺のお菓子食べててええから。」
道枝「分かりました!」
大吾「じゃ入ってくる」
風呂から上がって気付いた。
着る服がないことに、、
でも、目の前には大吾くんの服が置いてあって、着て良いのかなと思って着るとちょうどピッタリで。
そのまま出てきたけど何も言われてないから、良いってことなんかな??
道枝「、、、」
道枝「服借りちゃった、」
道枝「大吾くんの匂いめっちゃする、、」
道枝「((すーはー」
道枝「、、」
道枝「やばい、めっちゃ大吾くん」
道枝「え、あ、」
道枝「俺、やばいことしてるッ」
道枝「ごめんなさい大吾くん、、」
思考(煩悩)を逸らすために、
大吾くんの言葉に甘えて
一つだけお菓子を食べテレビで
ニュース番組を見ていると、
大吾くんが上がってきた。
少し濡れてる髪はいつもと違って、
どっちかに分けず全部下ろしてて
なんか、、、うん。
大吾「あぁっ、忘れてた」
大吾「みっちー、髪乾かすで」
道枝「え、、、良いんですか?」
大吾「ええよええよ笑」
大吾「じゃあ、ここおいで」
ソファに座っておいでと微笑みながら手招きする大吾くん。
なんか、彼氏感(本当に彼氏)が
すごい、、
髪を乾かしてもらった後、
ソファに二人並んで座って
話をする。
道枝「あの、お願いなんですけど」
道枝「大吾くん、金輪際、俺のこと試さんといてください」
大吾「なんで、?」
道枝「俺、大吾くんのこと一回でも、疑いたくないです」
大吾「みっちーはほんとええ子よね」
道枝「え、」
道枝「俺、そんな子供ですか?」
そういうと意外にも
考え込む大吾くん。
大吾「、、、違う。」
大吾「逆やねん」
大吾「もう子供に見えないから困る」
大吾「みっちーさぁ、」
大吾「去年、20歳なってるから、立派な大人やん」
大吾「去年までは、20歳やないからって抑えられてたけど、もう抑えるもんないやん。」
大吾「やから、、、俺がみっちーにいつ何するか分からんやん」
大吾「俺はそれが怖い」
大吾「本当は、付き合っちゃダメやったと思ってるし,家にも連れてきたくなかったし,俺の私服も着せたくなかった。…こんな近くにおったら、みっちーのことばっかり考えて、マジで頭おかしくなる。」
大吾「本当は、みっちーのことぐっちゃぐちゃにしたいし…((ボソッ」
いつもとは違う、大吾くんの
少し震えてる本気の声。
道枝「いいですよ、」
道枝「大吾くんになら」
大吾「俺が、?駿佑のことを、?!」
道枝「はい」
大吾「なぁ、駿佑?」
道枝「なんですか。大吾くん」
大吾「あんた、自分何言ってるか分かってる?」
道枝「わかってます」
道枝「俺だって、、そのくらい分かりますよ。」
大吾「分かった。」
大吾「後悔せんといてな」
ちゅッ、、、
To be continued…