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33 - ラジオで色々ありまして

♥

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2025年10月12日

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ラジオ生放送中の3人···。

若井さんと藤澤さんは大森さんに内緒で少し前からお付き合いしてます。

※内容ほんものラジオとは違うかもです···ご容赦を。




生放送のラジオは少し緊張しつつも、3人だと気付けば自然に盛り上がって楽しく時間は過ぎていった。



話は若井がドライヤーをしている時の自分が世界一カッコいいという話になり、そこで元貴がさらっとそれを否定する。



「俺知ってるけどかっこよくない」



ひぃひぃと笑いながら盛り上がる2人。



んっ?


若井さん、それはいつの話かなぁ?



曲が流れている間に元貴は水を飲んだり軽く伸びをしている。

その時、僕は机の下で若井の足を軽くつつく。



「元貴はいつドライヤーしてる若井見たの?」



それは流れ的に家での話みたいで、付き合う前ならいいけど付き合ってからお泊りとかするのは例え元貴でも報告してねって言ってたわけで。



「なに涼ちゃん。ちょっと前、最近見たんだって」



思い出しながらひぃ、と笑う元貴にへぇ、とにっこり笑って机の下ではガンと若井の足を蹴る。



やべぇ、みたいな顔した若井が僕を見るけど曲が終わった為に何も言えず焦った顔の若井は水をごくごくたくさん飲んだ。



これはあとでしっかり話を聞かないと。



話はリスナーさんからのメールなどから遅刻についての話になって···。



「地方の時は若井とかの方が遅いじゃん!」



僕はその言葉に思わずドキリとしてしまう。

だって地方のとき実は夜こっそり若井と抜け出して外歩いたり、若井の部屋に行って遅くまでちょっと盛り上がったりしていて···つい朝が遅くなりがちだ。



元貴に付き合ってるのがバレないためにも次は気をつけなきゃ···けど、ついいつもと違うのってテンションあがっちゃうんだよねぇ···。


それで若井があんまり寝かせてくれないし···それもあとでちゃんと言っておかなきゃ。



そのあとは僕たちの曲おかげで、とか嬉しくなるようなほっこりエピソードを次々と紹介させてもらう。


本当にありがたい···僕たちの音楽ってこうやって誰かにきちんと届いてるんだって実感出来る。




そして久しぶりに話題は若井の寝言の話になっていった。



「え、若井さんそれは今聞けるんですか?」



元貴の言葉で若井がいつも録りためている寝言を再生する。



ほんとに若井って寝言が多いんだよね。

だいたいめちゃくちゃに愛されて深く眠るからそう気づかないんだけどたまに若井が先に寝ちゃった時とかは思わず可笑しくて突っ込んだりしてしまう。



最後に皆にそれぞれ感想を伝えて挨拶して無事生放送が終わった。



「ほんと楽しかったしあっと言う間だったね」



満足そうに笑う元貴とは反対に若井はなんだか必死な顔をしている。



「元貴が言ってたドライヤーの日はちょっとうちに来てて俺がシャワーしたあとすぐ帰ったよな?!」


「ちょっとというか結構いたけど夜遅くなって泊まろうかなって言ったのに帰らせた日だよ!ひどいよねー、全く」



ふぅん?


僕には誰といるか聞いたり誰かとご飯行くなら報告してって言ってくるのに自分は元貴とねぇ?

泊まるのは断ったみたいだから今回は許すけど次あったら怒るんだからね。



僕が怒るとしばらく抱きしめるのもキスもしないときっぱり決めるから若井はそれは嫌、と僕が怒らないように必死なのだ、まぁそれくらい愛されてるってことなんだろうけど。



「それよりさ!若井の寝言ってほかにもあんの?めちゃくちゃ面白かったからもっと聞きたい!」


「確かに、面白いよねぇ」



話題が変わって僕がノッてきたから若井はパアッと顔を明るくさせてスマホを操作する。



「いっぱい録れてるよ、ほら!」



『しゅべしゅべ···ふわふわ···』


「たぶん、スベスベふわふわって言ってる」


『らめぇ···にがしゃない···』


「だめ、逃さないかな?」




「どんな夢見てんの!」


元貴はひぃー!ってまた爆笑しながら机を叩いている。

なんか僕はちょっと嫌な予感がしてそれくらいにしたら、と止めたけど元貴はもっともっと!と子供みたいにおねだりしている。



「んじゃ、これ!」




『もっかい···もっとぉ···たりなぃ···』



そのあとゴソゴソと布団が擦れるような音が聞こえる···ん?なんかこの寝言聞いた覚えがあるような···?



『もういっぱいしたでしょ···若井ってば、本当にえっちなんだから』



「はい?」


「ちょっ···!」


「うえっ?!」



一番最初に反応したのは元貴。

そして僕。そして最後は慌ててスマホを押さえた若井。



ガラスの向こうのスタッフは片付けをしていて、スタジオ内の音は聞こえてはないけど、まぁまぁな音量で再生していたからこの3人はばっちり聞いてしまったわけで。



まずい、と元貴を見るとにっこり笑って僕と若井を何回か交互に見つめる。




「最後の声は涼ちゃんだよね?」


「···えっと、あの、そのぉ···」


「これはどういうことかな?すべすべふわふわしててだめ逃さないって思ってるのは涼ちゃんってことですかね?えっちな若井さん?ねえぇぇ?! 」



万事休す···若井はしゅん、となって僕を見る。

こうなった以上これ以上隠すことはできなさそうだし···っていうかなんてものを録音してるの···!



「はい···実は、涼ちゃんと俺は付き合ってて···ごめん。黙ってて」


「ごめんね、元貴···その、言えなくて···」


「まじか···ったく、これだからモテる陽キャは···!!言えよ!ってかなんだよ、何回ヤッてんだよ! 」


やばい、元貴がおかしくなった。

というかツッコむのはそこなの?



「ちょっと、声量落として!」


「涼ちゃんも黙ってるなんてひどいよ!本当にえっちなんだからぁ、じゃあないのよ!」


「元貴やめてぇ···」



恥ずかしくてしょうがない。

元貴を若井と2人で背中を撫でながらどうか落ち着いてと声を掛ける。



「ったく···付き合うのはいいけど仕事中にイチャイチャとかしないでよね?」


「はい···ごめんなさい···」


「うん、ごめんね···」



また今度詳しく聞かせろよ、と時間も遅いからととりあえず今日は解放された。



若井の家に帰ってきて2人でソファにぐったりと座り込んだ。



「はぁ···なんかこんな風にバレるとは···」


「だね···まさか僕の声まで入ってると思わなかった。けどまぁ···いずれ言わなきゃいけないことだったし、ね」



「それもそっか···まぁ、じゃあ良かった、かな」



はふ、とソファにもたれる若井の頭をそっと撫でると僕に甘えるように身体を寄せてきた。



「それはそうと。ねぇ涼ちゃん、さっきのもう一回聞きたいんだけどぉ···」


「さっきのって?」


「本当にえっちなんだからぁってやつ」


「はぁ?」


「なんかすごいぐっときた」


「ばかなの?変態なの?!」



おねがぁい、と僕を押し倒す若井に首筋を舐められてひゃん、と変な声が出た。



「変態って言われるのも悪くない、めちゃくちゃ勃っちゃったかも」


「〜っ!もうっ、本当にえっちなんだからぁ!」


「あぁもう、涼ちゃん大好き♡」




そんなこんなで翌日腰が痛い、と溢した僕はプチぎっくりで腰が痛かった元貴に「うるせぇ!」と若井共々叱られることになった···。



End.

この作品はいかがでしたか?

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コメント

12

ユーザー

私もなんで♥️くん見たの?!と思いつつも、地方では💙💛が遅いにキャッキャなってました🤭❣️ ラジオ、良かったですよね~🫶

ユーザー

いつも通り最高です💗 言うしかなくなっちゃう状況の2人も、ツッコミどころがちょっとおかしいmtkも全員かわいい。。。

ユーザー

バレ方が面白すぎる。好きですわ🩷

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