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「きょも」攻×『こーち』受 「ほくと』 ⦅こーちの両親⦆
髙地家の居間。
緊張のあまり、大我の背筋は定規を入れたように伸びきっていた。
目の前には、優吾にそっくりの穏やかな笑顔を浮かべるご両親。
しかし、大我にとっては、どんな敵対企業の買収交渉よりも恐ろしい相手だった。
「……初めまして。京本大我と申します。優吾さんとは、公私共々……あ、いえ、清廉潔白なお付き合いをさせていただいております!」
⦅まあまあ、そんなに堅くならないで。優吾からいつも聞いてるわよ、素敵な上司だって⦆
お母様の優しい言葉に、大我が「勝った」と安堵の息を漏らそうとした、その時だった。
後ろに控えていた北斗が、スッと一歩前に出た。
「失礼します。社長の秘書の松村です。……ご両親、社長の言葉を鵜呑みにするのは少々危険かと』
大我の心臓が止まりかけた。
北斗の眼鏡が、西日に反射して不気味に光る。
『松村くん!?なに、急に……!』
「いえ、秘書として[客観的事実]を申し上げるまでです。……ご両親。この男、優吾さんが会社を辞める際、自分のマンションの最上階に彼を物理的に封印しようとしました。あと、優吾さんの寝顔を撮るためだけに、プロ仕様の超望遠レンズを社費で落とそうとした前科もあります』
「北斗ーーーーーッ!!お前、今それ言う必要あるか!?」
「事実です。さらに、優吾さんが風邪をひいた際には「俺が変わりに熱を出す!」と叫んで、氷風呂に入ろうとする奇行も見られました。非常に……情緒が不安定な男です』
リビングに凍りつくような沈黙が流れる。
ご両親は目を丸くし、髙地は顔を真っ赤にして頭を抱えている。
大我は泡を食って言い繕おうとした。
「ち、違うんです!あれは愛ゆえの……高純度な愛情表現で……!」
⦅……まあ、優吾⦆
お父様が静かに口を開いた。
大我は「終わった」と絶望し、膝をつきかける。
⦅……お前の言ってた通り、本当に「放っておけない人」なんだな。……いいよ。優吾が苦労しそうだが、それだけ想われてるなら、安心だ⦆
大我は呆然とした。
北斗の[余計な暴露]は、結果として大我の[常軌を逸した本気度]をご両親に伝えてしまったのだ。
「……北斗、お前。……わざとか?」
「さあ?私はただ、正確な情報開示(ディスクロージャー)を行ったまでです。……さて、社長。挨拶が終わったら、15分後には戻って役員報酬のカット案を作成してください。優吾さんを甘やかす資金が減りますよ』
「わかったよ!やるよ!……優吾、俺、頑張るから!お義父さん、お義母さん、末長くよろしくお願いします!!」
大我の絶叫に近い挨拶が、静かな住宅街に響き渡りました。
秘書の毒舌に救われ(?)、帝王と元社員の愛は、ついに[家族公認]へと昇格したのでした。
ど〜も〜𝓡𝓲𝓷で〜す!!
これ書いてる時、ずっとRosy聞いてました。
最近ハマったんですよね。
じゃあ、もうそろサビなので、終わります!
以上、𝓡𝓲𝓷でした〜!!
ばいば〜い👋🏻
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