リクエスト
『彼氏居るなんかどうでもいい』
〜
○○side
○○)だからっ、なんでそうやってすぐ全部否定するのっ!
☃️💙)はぁ?事実だろ!笑
○○)違うしっ、そんな言い方しなくてもいいじゃんかよッ…ポロポロ
☃️💙)あ”〜っ、チッ、めんどくせぇなぁ…
また今日も喧嘩…この頃、喧嘩ばっかだ…
☃️💙)いちいち泣くなよ、鬱陶しい!!
ブンッ
○○)い”ッ…!
ガツンっと、私のこめかみにグラスが当たる。
☃️💙)……!!っ、…
○○)……
私のこめかみからは、赤い血が流れている。
○○)もう……いい…
☃️💙)っお、俺悪くないだろっ…!
○○)………別れて
〜
そうして、私は家を出た。実家に戻るためだ。
○○)ただいま〜
母)あらっ、どうしたの!?その怪我…
○○)ちょっと、色々あってね…笑
☃️💜)あれ、○○ちゃん…?
この人は近所に住んでる深澤くん。小さい頃からよく遊んでもらってた。
母)あっ、ちょうど良かった…深澤くんっ、○○の手当してくれない?
☃️💜)いいですけど、どしたの?
○○)…かくかくしかじかで…
☃️💜)なにそれ、最低じゃん!!
一通り手当をしてもらってから、事情を話す。
母)○○、悪いんだけど、私明日からお父さんと出張なの…しばらく帰って来れないから、ゆっくり過ごしてちょうだい。
○○)え、うん…わかった。
母)何かあったら、深澤君に頼んでね。深澤君、○○のことよろしくねっ。
☃️💜)はい、任せてください。
〜
○○)はぁ…ごめんね深澤君、
☃️💜)いいよいいよ、気にしないで。それに、もう長年の仲なんだから、辰哉って呼んでよ。
○○)辰哉…くん?
☃️💜)ははっ笑慣れるまではそれでいいよ。
☃️💜)てことは、今フリーなの?
○○)そう、だね…もうしんどいよぉ…
☃️💜)よしよし…よく頑張ったね、○○ちゃん…
そう言って、私を優しく包み込んでくれる…
もうあの人に未練なんかないけど、少しだけ罪悪感はあった。少しだけ…
☃️💜)……許せないな…
深澤君から、少しだけ怒りの声がした。
ヴーッヴーッ
○○)あ、し、翔太…
☃️💜)それが元彼?
○○)うん…ピッ
☃️💙)『おい○○!!てめぇどこいんだよ!』
○○)っ、じ、実家…だよっ
☃️💙)『…っは、どういうことだ。今すぐ帰ってこい!!』
○○)い、嫌だっ…!!
☃️💜)…貸して。
深澤君がスマホを取ると…
☃️💜)○○ちゃんのこと、なにも考えてないんですね。だから逃げられるんですよ。怪我させて、傷つけて、もう、二度と○○ちゃんに関わらないでください。
☃️💙)『はぁっ?お前誰だよ!』
ブチッ…
○○)……
☃️💜)…ご、ごめん…つい……
○○)…っグスッ…ポロポロ
☃️💜)わ、えっ、ご、ごめん…っ!?
○○)ちがう…怖かったけど、辰哉君いてくれて安心して…っグスッ
少しおどおどしながらも、またぎゅっと私を抱きしめてくれる。そんな辰哉君の優しさに甘えたくなる私に、嫌気がさした。
〜
それから少し経って、すっかり辰哉君と一緒の生活にも慣れてきた。
☃️💜)○○ちゃん、洗濯物畳んでおいたから、自分のタンスに直してね。
○○)うんっ、ありがとう辰哉君!
☃️💜)ふふっ、どーいたしまして。
○○)あっ、卵買うの忘れてた…
☃️💜)そういえば、もうすぐ柔軟剤もなくなるから、一緒に買いに行こうか。
○○)うん!
辰哉君となら、前を向ける自分がいた。
続く
コメント
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優澤と屑辺いいね