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※kidがngoに恋する話
※そういうシーンは一切ありません
※シリアス(人によってはしんどいかも…?)
※流血表現
苦手な人は自衛お願いします🙇♀️
【第4話】
お願い……!、
お願い……!目を覚まして……!!!
「〜っ…………景っ……!!」
「……ぁ……」
「…っ!!景くん!!」
「…!」
「景!!」
ゆっくりと少しだけ、その瞼が開かれる
「………ぉ…まえ……ら……」
「景くんっ!!!」
「よかった…!!」
心臓をぎゅっと締め続けていた不安から解放されて、膝から崩れおちた
「ほんとに…!!……良かった…!」
「もうダメかと思ったよ………!!」
「っは…」
「…俺は……そんな……簡単に…死なねーよ……」
「だから!!無茶しないでって言ったよね!?」
「僕たちが駆けつけるのがあと数分…いや、数秒でも遅かったら、景くん助からなかったかもしれないんだよ!!?」
「わぁーった、わぁーった…!悪かったってぇ、とぉーじろぉ……」
「分かってないっ!!!!」
「うぅ〜ー……ハルぅ……!」
「……藤士郎の言う通り、」
「ちゃんと反省して」
「う゛…………」
「当たり前だけど、しばらく依頼は断ること」
「えぇ゛〜!!?そんなぁ゛〜ー〜!!!?」
「当たり前でしょ!!!見た目は良く見えても、内部は完全には治ってないんだから!」
「俺の生活費がぁ……!」
「知らん!!」
それからも、藤士郎の説教は続いた
……
「この……バカ……」
景はあれから、藤士郎に監視されながら療養をとって、傷を治した
今回のことを通して、痛感した
明日を迎える事の、奇跡を
眠りについて、また目を覚ますことが出来るなんて、当たり前じゃないことを
明日も今までと同じように生きられる保証なんて、何処にもない
特に景は、いつも死と隣り合わせな、戦場にいる
いつ命を落としたって、おかしくないんだ
「……っ!」
伝えなきゃ、……
お互いが、生きてるうちに…!
【時間と言う名の制約の中で】