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#ざまぁ
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「頼りないかもしれないけど、格好悪いところだって全部共有してほしい」
俺の言葉に、竜牙さんは少し困ったように、だけど愛おしそうに眉を下げて笑った。
「……悪い。頼り方が、よく分かんなかったんだよ」
その、大人の男が初めて見せた、子供みたいな不器用な白状。
それを聞いた瞬間、胸の奥がぎゅうーっと締め付けられて、愛しさが限界突破した。
あーもう。
好き。本当に好き。愛しすぎてどうにかなりそう。
俺は我慢できなくなって、組み敷かれていた体勢をひっくり返すように
竜牙さんの広い胸を両手で押してベッドへと押し倒した。
「わ、ちょっと待て、慧斗?急に何だ?」
「決まってるじゃん。今日はいっぱい、俺が竜牙さんのこと甘やかすの」
「は?そ、そんなのいつも…」
「いつも以上に抱き潰すの。竜牙さん、自分のこと過小評価しすぎだし、自信なさすぎだから。俺が分からせてあげる」
上から覆いかぶさる形になった俺は
宣言通り、竜牙さんの広い胸元に思いきり顔を埋めた。
カッターシャツのボタンをいくつか外した隙間から
男らしいウッディな香りと、高い体温がダイレクトに伝わってくる。
指先で触れる、硬く鍛え上げられた大胸筋。
広い胸板。
どこをどう切り取っても雄らしくて、逞しくて
そして────最高に温かい。
なのに、本人はこの最高の体を、ずっと「可愛げがない」って嫌って、怯えていたんだ。
「……俺さ、竜牙さんのこの体、めちゃくちゃ好きなんだけどな」
ピク、と、俺の下で竜牙さんの体が分かりやすく反応した。
「ぎゅーって抱きしめられた時、全身が包まれているみたいで、すっごく安心する。細いだけの男じゃ、絶対にこうはならないもん」
「……」
「手が大きくてゴツゴツしてるのも大好き。その大きな手で頭を撫でられると、どんなに嫌なことがあっても全部落ち着くんだよ」
竜牙さんは何も言わず、ただじっと潤んだ瞳で俺を見つめていた。
その大きな喉仏が、感情を堪えるように限界まで小さく上下する。
「だからさ、そんな自信なさそうな顔しないでよ」
俺は彼の頬を両手で挟んで、いたずらっぽく、だけど心からの親愛を込めて笑いかけた。
「俺にとっては、竜牙さんが一番かっこよくて素敵な男なんだから」
その瞬間
竜牙さんは耐えかねたように、ぐしゃっと眉間に皺を寄せて顔を歪めた。
「…っ、マジでお前は……」
「んー?」
「そういう、心臓に悪い台詞を……なんでそんなサラッと言えんだよ……っ」
低い声が、微かに震えている。
よく見ると、目元がほんのりと赤くなっていて、今にも涙が溢れそうだった。
(うわ…やばい、可愛い、また泣きそう……)
あの強面で大柄な竜牙さんが、俺の言葉一つで今にも泣きそうな顔をしている。
そのギャップが、無性に胸を熱くさせた。
俺はたまらなくなって、思わずいたずらっぽく笑ってしまった。
「竜牙さん、もしかして泣いちゃう?」
「……泣いてない」
「目、ウルウルだよ?」