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#あべさく
夢花𓂃𓂂ꕤ*.゚
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side.💜
💜「…ん、」
チャイムの音と共に、目が覚める。
とてつもなく頭が痛い。
さっきまで恐怖感か嫌悪感に襲われていたような、身体の重さがある。
俺は窓を覗く。
サッカー部はグラウンドを整備していた。
そして俺は気づく。
このチャイムが、最終下校時刻5分前のチャイムだということに。
もうすぐで正門が…閉まる。
💜「…やっべ!」
俺はそこら辺にあるもの全てを掴みとり、バッグに詰める。
俺は急いで正門へ向かった。
💜「はー、っ。間に合った。」
俺は改めて、
適当に詰めたバッグの中身を確認する。
自分の時計。
自分の筆箱。
財布。ゲーム機。スマホ。
💜「…?」
最後に見つけたのは、
誰のかわからないパーカー。
灰色で、俺のものにしては大きめ。
💜「…どっかで見たことあるんだよなぁ。」
隣の席の奴のものでも取ってしまったかな。
疑問が残る中、俺はとりあえず、
それらを持ち帰った。
💜「…ただいま。」
[おかえり。]
家に入って俺を迎えてくれるのは、仕事にしか関心のない、俺の父さん。
俺はいつも通り冷蔵庫をあけ、
置いてあるもので適当に自炊する。
最初は包丁の使い方すらわからず、
指にたくさんに傷を持っていた。
照にすっごい心配されたっけな。
💜「…ん、」
[帰ってたの。]
次に俺を迎えてくれるのは、
タバコを吸っている母さん。
母さんも同じく、仕事にしか関心がない。
似ているもの同士結婚したのだろう。
その中に生まれた俺は、小学校の時から、自分のことは自分でやってきた。
だから嘘をつくのも得意になってた。
💜「…うん。」
ご飯が炊けるまで2時間。
俺は母さんと父さんから逃げるように、自室へ向かった。
💜「あ~、疲れた。」
自室に籠もって、やっと弱音が吐ける。
俺はその安心感で、
瞼が垂直に落ちそうだった。
眠気を覚ますため、俺はベランダに出る。
そして改めて、パーカーを確認した。
サイズはLL。
灰色で、左右からでる紐の長さは均一。
ふと思い、ポケットに手を入れる。
💜「!」
なにか硬いものが1つ。
俺はそれを引き上げた。
💜「…紙切れ?」
四つ折りにしてある紙を開く。
そこに書いてあったものは、
俺の心を、負の方向にも、正の方向にも、
引っ張った。
「 俺はお前のこと忘れないから。
夢の中でなにあったか知らないけど、
それだけは言える。 」
筆跡で分かってしまう。
💜「…照、じゃん。」
それは魘されていたであろう
俺へのメッセージだった。
あー、もう知ってるよ。
好きだよ。好き。大好きだよ。
嫌いになれるわけないじゃん。
嫌い、だなんて言えたとしても、
本音なわけないじゃん。
💜「もし好きって言えるなら。」
💜「もし離れずにここに残れるなら。」
💜「…どれだけ、楽なんだろ。」
俺は自嘲するように空を仰いだ。
空に見える星はどこまでも続く。
―まるで、俺の照に対する好意のようだった。
💜「お礼…」
俺は照に電話をかけようとした。
お礼、なんて呟いたが、
ただ照の声を聞きたかっただけだった。
しかし、指が止まる。
今の優しさで心がボロボロな俺に、
強がれる自信はない。
彼の前で泣いてしまったら、終わってしまう。
そんな気がした。
💜「…学校でいいや。」
俺はイヤホンを付け、ベッドに寝転がる。
ご飯が炊けるまでの2時間半。
俺は照の好きな曲を聴きながら
過ごしたのだった。
コメント
7件
複雑な家庭環境…( ;∀;)
二人ともに…切ない、なぁ( ;∀;)
💜さん、早く💛と同棲した方がいいよ!