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ジレンマがファイルを持ってきた。
「これこれ、昨日きた依頼なんだけど緊急性のある案件でね、お願いするよ」
案件の内容はこうだ、高校生の娘につきまとう霊体。今のところ被害はないが、毎晩襲う悪夢になやまされている。
成田#美海__ミミ__# 17歳、都内に住む私立高校生 両親は環境省の役人か。
「今、親子さんと連絡とって放課後に駅前カフェに来てもらうようアポをとったから時間になったら待ち合わせ場所にいってくれないか」
「わかりました」
「時間までくつろいでくれ、私は下の店舗にいる。」
ジレンマは下のカウターに降りていった。
「風間くんそろそろ向かってもらえるかな」
「わかりました」
「何かあったら連絡して」
ジレンマから少女の連絡先とジレンマの連絡先を渡された。
指示のあったカフェに入り依頼人を待つ。
「美海また明日ね」
美海?あの子が今回の依頼人の子か。
「パラドックスの方ですか?」
「あぁそうだ、どうぞ座って」
俺は店員を呼び、飲み物を注文する。政府のお偉い方の娘ということもあり真面目そうな感じだ。
「僕は風間、パラドックスのものだ、親御さんは?」
「母は仕事でこれそうもないので1人できました。」
「わかった、悩んでいるのが君なら問題ない、話を聞かせてくれ」
美海はスマホを差し出し画像ホルダーを開いた。
「2週間前に友達たちとスマホで写真取ったんです」
美海はスマホを差し出した、4人で仲良さそうに記念撮影したような画像だ。
美海は中央にいて左2人、右に1人。
「ここに女の人のような顔があって」
よく見ると確かに美海と右隣の女の子間に顔のようなものが写っている。
「次の画像も見てください、これは3日後の画像です。」
どこかの橋で美海と女友達が2人で写っている画像だ。
「この背後に同じような女性が写っているんです、手すりギリギリでとったので私たちの後ろだと宙に浮いてないと#辻褄__ツジツマ__#が合わないと思うんです。」
確かに顔の大きさといい、美海の背後3メートルくらい後方くらいのスケールになってる。
その他にも美海は2、3枚画像を見せた、どれも同じような女性が映り込んでいる。
「中には被っている友達もいるんですけど、私とその女性がセットになっていて、私がカメラマンになってとった写真には写り込んでないんです。。。」
美海の言うとおり、彼女が写っている画像のみこの女性が写っている。
「何か心当たりはあるか?」
「全くないです、この画像とってから毎晩夢の中でこの女性が現れ、何かを言ってるのですが、声が聞き取れなくて、そしてうなされ目が覚めるんです。」
この子にこの女が憑いているのは間違いない、今、霊視を始めたが確かに後ろにいやがる。今すぐ焼き払ってもいいが、何か裏があるなぁ、本体はこいつじゃねぇ。
🌟次回予告🌟美海に取り憑く霊体の本体とはまた、この案件を解決できるのか?
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