テラーノベル
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8話を読んでからご覧ください。
『俺は…』
『…』
「私はアーサーさんといたいです。」
『菊!』
目を覚ましていた菊に驚いた。
少し心配になったが、大丈夫そうで何よりだ。
すると、耀が菊に続いて言い始める。
「本当は、我もアーサーともっと一緒にいたいある。」
「俺も〜♡」
「俺もなんだぞ!」
「僕も…アーサーさんといたいです。」
『えっ…?』
みんなの予想外の発言に思わず言葉が出なくなりそうだ。
なぜ…そんなことは聞くまでもなかった。
「アーサーさんを愛しているのは私です!」
「いーや、それは我ある!」
「それは俺なんだぞ!」
「当たり前に俺かな?」
「ぼ…僕だって…」
目の前で繰り広げられる会話に顔が熱くなるのを感じる。
そういうのって普通本人の前でやらないだろ!
「ここはアーサーさんに聞きましょうよ。」
「いいですね。」
「なぁアーサー!」
嫌な予感がしたが無視するわけにも行かず、返答をする。
『な…なんだ?』
「俺たちの中で…」
「1番好きな人を教えてほしいある〜!」
1番好きな人…か。
アルフレッド…マシュー…フランシス…耀…菊…
って…決められるわけないだろ…
『俺は…みんな好きだ。』
『これからも、こんな風に暮らしたい…』
『なんて言うのは…贅沢か?』
「そういう手もありましたか。」
「アーサーが望むならそれでいいけどさぁ…」
「アーサーが言うならそれにするんだぞ!」
「それが一番ですね…」
案外納得してくれて良かったと最初は思ったが、俺は自分が結構恥ずかしい発言をしていたことに気づいた。
『あ…別にお前らのためじゃないからなっ…』
『その…これは…俺のためであって…』
「ええ、分かっていますよ。」
『…///』
「このまま”ずーっと”みんなで暮らす、ということでいいですね。」
『嗚呼。』
「異論は無いね。」
「我は最初からそのつもりだったある。」
「異論ないんだぞ!」
「それでいいと思います…」
菊が呪文を唱えながら俺たちに説明する。
「この呪文は、私の能力です。」
「しかし、今までのものとは違います。」
「双方の同意の上で固く結ばれます。」
「そして、私が生きるうちは皆さんも生きていくのです。」
「準備はいいですね。」
少し怖くなったが、このままみんなで居られるのなら、と呪文陣の中に足を踏み入れる。
自分の体が光に包まれ、何かが変わったような気がした。
「さて、これでいいんだよね?」
「ええ。」
グゥー
『ぁ…』
「お腹が空いたんですね。」
「我も菊のご飯が食べたいある!」
「はいはい。」
「僕も手伝います。」
それから俺たちは、”ずーっと”一緒に暮らし続けた。
5人と一緒なら飽きることもなく、毎日が楽しかった。
数十年、数百年が経ち、俺は元から”ここ”にいるような感覚になっていた。
自分がどこから来たのかは分からない。
生まれた時からここにいたのかもしれない。
でも、まぁいいか。
“俺の居場所”はここなんだから。
俺はここにいるだけで”幸せ”なんだから。
2XXX年X月X日のニュースです。
XXX年前行方不明になった20代の男性は未だ見つかっておりません。
特徴は金髪で親戚はーーー
MERRYBADEND.『Happiness』
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コメント
1件
ああ〜〜っ最終話、読み終わっちゃったよ…!!😭💦✨ みんなで“ずーっと”一緒にいる未来を選んだ展開、すごく温かくて泣きそうになった…🥺 最後の“MERRYBADEND”ってタイトルと、ニュースで流れる“行方不明”の伏線が切なすぎて胸がぎゅってなったよ… でも、本人たちが幸せならそれでいいって思わせてくれる終わり方だった! 愛が重くて優しい、素敵な作品でした…!!🌸💕