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???「ねぇ!明日休みでしょ?プール行かない?」???「プールですか?」

???「プールか……」


ここは、生徒会室。「桃時」が「雨花」、「橙」にプールに行かないか誘いに来た。


橙「どうしてプールへ?」

桃時「あんまり行ったことないから。随分前に父親と行ったことあったけど、全然覚えてないし……」

雨花「でも楽しかった?」


雨花は微笑む。


桃時「えぇ。楽しかったのは覚えてるわよ」

雨花「そっか。あはっ」

桃時「それで?あんたたち行くの?行かないの?」

橙「私もあまり行ったことないので行ってみたいです!」

雨花「……まぁ長袖のパーカー着ればいっか。良いよ!行こう!」

桃時「よし決定ね!場所は公民館の……」


雨花、橙、桃時はプールに行くことになった。


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桃時「あっついわね……」


外は蝉時雨が起こりつつある。下から熱気が起こり、ジーンとした暑さがそこかしこにこびりつき始めていた。


雨花「桃時ちゃーん!ごめん!待った?」

桃時「大丈夫よ。待ち合わせ時間には間に合ってるし」

橙「皆さんもう来てたんですか?」

雨花「まぁ桃時ちゃんはいつも来るの早いもんね〜わたしは十五分前くらいに着けば良いかなぐらいに考えてるけど、桃時ちゃんはどれくらい?」

桃時「アタシは三十分前くらいかしら?」

橙「え?!早すぎませんか?私も雨花さんと同じくらいなんですけど……」

桃時「はいはい。待ち合わせ時間の話はもういいから早くプールに行くわよ」





橙「まずは更衣室で着替えないといけませんね」

桃時「そういえばあんたたちはどんな水着にしたの?」


桃時は、ニヤリと笑う。どうやらそれが一番気になっていたようだ。


雨花「わたしはもう着替えてあるんだ〜!」


雨花は服を脱いだ。

雨花の水着は紫のラインが入った真っ黒なワンピースの水着と「フンコロガシは神」と黒い文字で入ったオーバーサイズの白いTシャツだった。その上から黒いパーカーを羽織っている。


桃時「うん。予想通り。でも「フンコロガシは神」って……何?」

雨花「フンコロガシはわたしにとって神なのだよ!!」

橙「雨花さんと言えばって感じですね」

雨花「二人はどんな水着なの?」

桃時「じゃあ着替え後の姿をみせたいからあんたは外に出てて」

雨花「はーい」


十数分後


雨花「おぉ!!」


桃時がみせたのは、桃色の白いフリルが付いたオフショルダーのビキニだった。


雨花「やっぱり桃時ちゃんはビキニだろうなとは想ってたよ。あはは!しかもめちゃくちゃ似合ってる!流石桃時ちゃん!」

桃時「うふふっありがと。でも一つ問題があるのよ」

雨花「問題って?」

桃時「実は……」

橙「お待たせしました!雨花さん!桃時さん!」

雨花「あぁ!橙……ちゃ……あぁらら」


橙の水着は……


桃時「あの子……」


「「スク水なのよ」」


橙「どうかしましたか?お二人共」

雨花「うっ……何だか涙が出てきそう」

桃時「あ、あんた他の水着はなかったの?」

橙「え?はい。校則で決まってますし」

雨花「ぐはっ!!こ、校則ぅぅ!」

桃時「バカ野郎!!!!」

橙「え?!何ですか?」

桃時「あんた中身女の子でしょ!!オシャレしなくてどうすんのよ!!お願いだからこんな悲しいことしないで……!」

雨花「オシャレに興味がない訳じゃないんだっけ?」

橙「はい……でもよく分からなくて……」

雨花「何から手を付けたら良いかとか決まりがないから自分で決めなくちゃいけなくて判断できないって感じかな?」

橙「はいそんな感じです」

雨花「それならさ!自分の好きだなって想った服とかをネットとか雑誌でみつけてみたりしたら良いんじゃない?少しでも素敵だなって感じた服装を覚えておくの。そうすればオシャレって分かってくると想うよ。自分の好きなオシャレが伝わっていくと想うな!」


「それに」


雨花「橙ちゃんの目の前にはスペシャルコーディネーターがいるんだから!」


雨花は桃時の方に手を向ける。


桃時「ドヤさァ」

雨花「だからさ!橙ちゃん!」


「「自分の好きなものや興味を持ったものを捨てる必要は無いよ」」


橙「!、はい!」


橙は目をキラキラさせてうなづいた。


桃時「じゃ!泳ぎに行きましょ!」

橙「はい!」

雨花「うん!」


こうして、三人はプールを楽しんだのだった。

日光が窓から照らし出され、プールの波に反射して光る様は橙の瞳と比例し、輝くのだった。

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