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【アラスターside】
駆け出した〇〇の背中が見えなくなり、フゥ・・・と息を吐き出した。
踵を返してホテルへと戻ると、ロビーに住人たちが集まって騒いでいる。
ここ1週間、ずっとそうだ。
チャーリー「あぁ、アラスター!〇〇はどう?見かけなかった?」
ヴァギー「部屋に荷物はないし、それにこれ・・・部屋の鍵がフロントに・・・・・・」
アラスター「彼女なら、このホテルを出て行くようですよ」
アラスター「今し方、見送ってきた所です」
「「「えええぇっ!?!?」」」
と、その場にいた全員が目を見張り、声を上げる。
アラスター「ん~やかましい人たちですねぇ」
チャーリー「アラスターどういうこと!?見送ってきたって、なんで!?」
エンジェル「〇〇と仲良かったじゃんか。理由くらいは聞いたんだろ?」
アラスター「ん~・・・さあ?私としたことが、聞くのを忘れてしまいました!」
“好きよ、アラスター・・・・・・愛しているわ。心から・・・”
アラスター「まぁ良いではないですか。もしこの地獄で再び巡り会えたなら、それこそ運命!」
アラスター「そうなれば彼女の口から答えが聞けるのでは?」
アラスター「・・・では、失礼しますよ」
ヴァギー「答えになってないじゃない、ちょっとアラスター!」
ハスク「・・・・・・・・・」
後ろから投げつけられた鍵を手で受け止めると、
私は皆の追求をのらりくらりと躱してそのままロビーから出て行った。