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星空のような海に誓う

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星空のような海に誓う

2 - 星空のような海に誓う ~ 夢の世界で ~

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2023年10月13日

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『…….ぼ.』

『….み….ぼ..!』

誰かが何かを言っている。

それよりもここはどこだろう。

まるで海自体が星空のような───。

そこで私の夢は途切れる。

「変な夢…」

その日はそのまま学校へ向かった。


だがその日から毎晩ずっとその夢を見ている。

「またこの夢…」

いつも夢の世界に行くと

同じ場所に立っていた。

1つ変わったことといえば、

この子がいること。

『羽海!』

『僕にそろそろ会いに来てよ!!』

この子の名前は分からない。

年齢も分からない。

「だってどこにいるか分からないし」

『じゃあこれあげる!!』

そう言いながら少年は私に

1枚のチケットを渡した。

チケットには〔流れ星の水族館〕と

書いてあった。

流れ星の水族館は先月新しく建った水族館だ。

でも何でこれをこの子が…。

「ねぇ、何でこれ───」

君が持ってるの?

そう言おうとしたらまた意識が途切れる。


「また、あの夢…」

私は目を擦りながらあくびをすると、

手には夢の中であの子に貰った

水族館のチケットがあった。

「え」

私は戸惑いながらもその水族館に

行ってみることにした。

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