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”スクープ!またしても皇帝が事件を解決!”
「ふーん、おい見てみろよ」
新聞紙に載っているのは見覚えのある女性。
「メディアは煩いなぁ!」
「一番煩いんは自分やよ葵」
「俺は元気なのが取り柄なんだよ!」
くだらないような言い合い。
「その元気を勉強に使ったらどうや?」
「なんだとー!!」
「…お前ら、一旦静かにしたらどうだ?」
ぎゃいぎゃいとした言い争いはその一言で止まる。
「でもなぁ!!珠唯が俺の事を馬鹿って言ってくるんだぜ!!」
「直接は言ってへんで??」
「俺は今忙しいんだが??珠唯も紫灯も一旦黙れ」
《緊急Questのメッセージが届きましたが開封致しますか》
「YES…だが2分待ってくれ」
《了解。急いで下さい》
「はぁ…お前らは一旦黙れ!!」
「自分が黙らへんから怒っとるんやよ!」
「はぁぁぁ??俺はお前が突っかかってくるから怒ってんだよ!!!」
「あ゙?」
次の瞬間、周囲に電気が立ち込めた
「せ、瀬榑?やめるから一旦タンマ!!」
「お、落ち着きや!電撃は勘弁やで!」
「知るか馬鹿。俺の忠告無視すんなっつってんだろ」
事務所から電気が漏れ出したが外はなにもない。
そう、日常茶飯事であるから。
「嗚呼、伝達天使」
《続行してもよろしいですね》
「もちろんだ」
《生体認証及び顔認証クリア。他二人の生体認証及び顔認証クリア。名前のご確認を》
「はぁ…瀬榑宵」
「毎度おなじみ紫灯葵だぜ!」
「うるさいの自覚しいや?俺は珠唯敦やで〜」
《確認クリア。事件の詳細を開示します》
「爆弾魔が立てこもっている?…警察に頼めないということは邪神の素質でも持ち合わせてるのか?」
《正解です。詳細を説明いたします》
「俺がまとめるぜ!」
「綺麗に字を書くんやよ!」
_葵のメモ_
・主犯人は坂本儀
・35歳
・眼帯
・邪神の素質を検知
・元軍所属
・娘が居たがすでになくなっている
・妻とは離婚
・大病院に立てこもっている
・他に共犯が少なくとも20人居ると予測
・他のチームと合同
・緊急要請なので誰が来るかわからない
・爆弾はサーチ持ちが鑑定した所一階に四つ、四階に六つ、屋上に一つ、三階に三つ
《…以上で情報の開示を終了してもよろしいでしょうか》
「嗚呼、いいぞ。Questも受ける」
「此れは俺等に向いてるな!爆弾解除は腕がなるぜ!」
「そうやな、やけど失敗せんといてな?」
《Quest受理を認めます。緊急Questの為転送させて頂きます》
「準備はすでに終わってる」
「忘れ物はねーよ!」
「そうやな、やから転送してええで」
《受理。転送いたします》
此処はモダンな書斎…ではなくコンビニ。
「あれ、今の皇帝様じゃない…?」
「しゃしんお願いする…?」
「申し訳ございません、私達今日は写真NGでして…」
完璧と言っても過言ではない暁月の微笑。
「きゃぁぁ!!暁月様に話しかけられたわっ!」
「私達にお言葉を…!!一生物です!!」
「微笑んだ顔は天使を越えてる…」
「あ、暁月さん…!闇鶴さんが呼んでます…!…ひ、ひぃっ…!」
甫裡は呼びに来たのだが、人が多すぎる中でパニックになりかけている。
「あ、あぁ!!甫裡様ぁ!お泣きにならないでぇぇ!!」
「…はぁ…私の部下に何をしているのかしら?」
とうとうしびれを切らしたのだろうか、闇鶴が声を発す。
「闇鶴様よ!!ご尊顔…!!」
「申し訳ございません、すぐに片付けます。…ということで皆さん、今日は下がっていただいてもよろしいでしょうか?」
闇鶴の意図を察したのだろうか。
「勿論です!お仕事頑張ってください!暁月様も闇鶴様も甫裡様もありがとうございましたぁぁぁ!!ほら、ここら一体に群がってる連中、下がって〜!!」
「此れで人が居なくなったわね」
「ひぃぃ…人…怖かったぁ…此れで買い物いけます…?」
「そうですね、行けるんじゃないですか?」
《緊急Quest発生。情報開示いたします。拒否権はございません》
「はぁ…?まぁいいわ。」
「えぇ…!?…緊急…ろくなことがないですよぉ…」
「はぁ…泣かないで下さい裕翔さん。闇鶴さんが困ってしまいますよ」
「ひぃっ…顔…っ」
《では簡潔にお伝えいたします。貴方達は行ける範囲の中で最も遠いので。》
情報をまとめるとこうだ。
私立桜咲大病院で爆弾魔たちの立てこもり事件が発生した。
爆弾の詳細は移動中に提示する。
皇帝である僕達は犯人の説得及び制圧をする。
「了解。転移して」
「え…闇鶴さぁん…」
「ほら、仕事するので裕翔さんもきっちりして下さい。終わったらぬいぐるみ買うので」
「…はぁい」
《転移致します》
「いい加減に起きろ!」
「無理。眠い」
「そうじゃない!お前は此れで四日動いてない!つまり依頼がたまっている!!」
「ヤダ」
「はー??いい加減にしな!さっさと起きる!!」
布団を引っ剥がした継基。
「引っ剥がすなぁぁ……!!僕は一生寝てるんだよ…!あ゙ぁ??あー、僕なんてどうせぇ…」
かってに起こされ不機嫌気味な那掠。
「うるさい!良いからさっさと起きて着替えろ!!」
「煩いのだよそこの二人。」
しん…と空間。
「僕は………う、うるさくなぁぁぁっぁい!!!…継基が煩いんだよ!!僕は寝る!どうせ僕が起きたところで何もないんだぁ!!」
「いやいや、お前が起きねえとこっちも依頼ができねぇよ!!」
「…嘘だぁ!僕なんか居なくたってぇぇ!!」
「煩いのだよと言っているのが聞こえないほど阿呆なのだな」
「煩い!高みの見物してねぇで手伝え!!静宮!!」
《緊急Quest発生。珍しく探偵那掠佑は起床。受理致しますか。》
「受理しなi_」
「受理するのだよ」
「ぇ゙…ちょ」
《静宮模の受理を受諾。詳細は__》
伝達天使の説明後、珍しく聞いていた那掠が話した。
「なるほどね。…って僕は寝るの!社会不適業者でいいの!!」
「良いから起きてろ馬鹿那掠!!」
「此処に学習しないゴリラと天使と堕落した人が居るのだよ」
《否、学習はしております》
「俺はゴリラじゃない!!」
「堕落っていった!!そうだよ、どうせ僕は堕落した人間なんだぁ」
「那掠だけに…か?」
「煩いのだよ」
「煩いの一点張りじゃないか!!」
《Questは……承諾ということで。転送いたします》
「え、ちょ、ま、僕は嫌だ__」
「はぁ!?いきなりすぎ_」
「面倒なのだよ」
近場の三組のチームが担当となった。
この間に何かあったときのために伝達天使は他のチームにも伝えに行くのである。