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中学校卒業間近に我が家に不思議な春が訪れました
「子供が出来たんだよね」
そこからの生活は嵐そのものです
もぅすぐ中学校も卒業して高校は親に頼まれて行かないし気が楽だわ〜
なんて思っていました
私には2つ上のお世辞にも仲が良いと言えないほど気難しいヤンキーの姉がいました
そんな姉が珍しく家に居て私に手招きをします
親が寝静まった深夜間近の出来事です
「子供が出来たんだよね」
普段あまり会話もしない姉の突然のカミングアウトでした
少し動揺しましたが出来たものはしょうがない
【良いんじゃない?産んであげればお母さん孫みたいってこの間いってたよ?】
「えー?マジで?でも命だから産みたいと思ってるんだ」
【うんそうだね、分かった仲介するよお母さんに話した方が良いよ】
「だよね…」
そんな話をしながら珍しく姉と静かに話せたことにテンションは爆上がりでした
なんせどんなに虐められてたとしてもお姉ちゃんLoveだったのです
お母さんとの話し合いは上手く行きましたがお互い少し険悪になるそんな感じでしたね
そんなこんなで月日は流れ
「生まれるかもしれない」
との連絡を貰い母と2人で病院に駆けつけようとした時母が口を開きました
〔ご飯買ってった方が良いね!病院出たべよ〕
少し多めのお弁当を抱えて向かった病院では
「( *・ω・)ノまだ生まれないみたい」
呑気な姉である
〔お弁当あるけど食べる?〕
「食べる!」
忘れもしません姉はチャーハン弁当2つたいらげたのです
そのあともちょろちょろ病院の待合室のテーブルと病室を行ったり来たり
私はお菓子を食べて大人しく見守っていました
それから10時間ほどして産まれてきたのは
可愛い女の子です
初めて見た産まれたての赤ちゃんは姉のお腹にいた時と違い元気に動いていてとても不思議でめちゃくちゃ小さくて可愛かったのです
〔お疲れ〜可愛いねぇ〕
「えっ?お前も抱っこするの?不安なんだけど」
【抱っこする!】
初めて抱いた姪は小さくて軽くてこれから守っていかないといけないんだ
って思ったんです
ほんとに可愛くて毎日会いに行きました
可愛い姪っ子の誕生です