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可愛い姪っ子が産まれ我が家はお祭り騒ぎでした
退院して数ヶ月とても可愛がりましたが
急に姉が千葉へ姪っ子を連れて出て行ってしまいました
【スマブラやらん?】
「今度一緒にやろう?今日は部屋から出ないでね」
【やったー今度やろうね!】
そんな会話をした覚えがあります
気付くと姉も姪もいませんでした
〔あんなの放っておけば良いよ〕
母も怒って父は黙り
私は少し悲しくて
いきなり姪っ子のいない両親と私の何にもない生活が始まりました
(おねぇへ今日はお母さんに怒られちゃったよ自分は何もしてないのにね)
翌日
(おねぇ連絡ちょうだいよウチはなんも思ってないし怒ってもないよ)
そんな一方通行のメールを毎日送りました
1ヶ月後
(ウチなんかと話して大丈夫なの?あんた?)
返信が来たのです
そこから毎日のようにメールのやり取りをして
姪っ子が寝返りを打ったよとか
今日は元気に笑ってた
とか他愛も無いメールが続いていました
送られてくる姪の可愛い写メに毎日心が踊りました
そんなことが続いてついに電話もするようになったのです
「昨日も旦那がさおかず食べちゃうから毎日納豆だよもぅ」
【えー?辛くね?大丈夫なの?】
「自分で選んだ道だし…あっもぅ旦那帰ってくるから」
【分かった!切るねまた明日!】
姉の旦那はDVでした
帰ってきて携帯が見つかると折られてしまうので
姉は流し台の下にタオルに包んで隠していたそうです
姉のことが心配な私はある日電話の途中で提案をしました
【お母さんいるから話してみなよもぅ怒ってないよ誰も 】
「えー…でも」
【はいお母さんおねぇに繋がってる 】
〔もしもし?〕
「帰りたい」
〔どうしたの?〕
「暴力受けてて娘に何があるか分からなくて怖い」
〔分かった迎えに行くよ〕
夕方姉奪還作戦が開始されることになりました
私は飼い猫に腕を噛まれ包帯ぐるぐる巻きだったので戦力外通告されながら無理やり乗ったお父さんの車のソワソワ感忘れません
車での待機だったのでどんなやり取りかは分かりませんが姉と姪と無事に実家に帰る事ができたのです
「あんたズタボロじゃん?」
〔猫に噛まれたのよね〕
【関係ない!姪っ子を抱っこさせてくれ〜】
2ヶ月ぶりに抱く姪っ子は少し大きくなって重かった
腕の傷が開いたけどなんか可愛さで痛くなかった
そこからまた5人で暮らし始めました
幸せが続いたら良いのにな