続き〜
どれほど時間が経っただろうか…
もうすっかり冷たくなってしまったうりりんの手を握り続けていた。
外は日が暮れてきている。
遊びに行っていた他のメンバーが帰ってくる前に動かなきゃ…
USBを握りしめながら自分の部屋に向かった。
パソコンにUSBを接続し、動画を再生する。
「♪〜〜」
音楽を聞いているうちに我慢していた涙が急激に出てきた。
🍫「ううっ…ぐすっ…」
しばらく泣いて、頑張って涙を拭った。
あれ?液体じゃない…
なにこれ?宝石…?
どうやら私は涙が宝石になる病気になったらしい。
宝石なんていらないのに…そう思っていた⋯
次の日…
病院
ピッ…ピッ…
🍫「もふくん…」
コンコン
医師「えとさん、少しよろしいですか?」
🍫「あっ、はい」
医師「もふさんなんですが…」
医師「原因は…手術でここを…すると目を覚ますかと思います。」
🍫「その手術っていくらぐらい…?」
医師「一番安い当院でも◯◯◯万円かと⋯」
🍫「えっ…」
シェアハウスで暮らすだけでもカツカツなのに…
🍫「考えておきます…ありがとうございます」
帰り道〜
お金になるもの…宝石…あっ!
試しにポケットに入れていた宝石を売ってみたら⋯
🍫「やばっ!高っ〜!」
これがあればもふくんを助けられる!
でもよくよく考えたら、目から宝石が出るってどういうことなんだろうか…
調べてみよう…
涙石病
涙が宝石になる病気
あまり泣きすぎると体に負担がかかり命に関わることもある
もふくんを助けたい、でもメンバーに言ったら心配される…
黙っておこう、そんな大丈夫でしょ!
🍫「あと、ちょっと⋯」
うりりんの歌を聞いたり、るなさんとの会話を思い出して涙を流して、それを売りに行った。
あと少し…
みんなのことを思い出す
シヴァさんの料理の味、私には再現できないなぁ… なお兄のポピーはきれいだったなぁ…またみたいなぁ…
そんな事を考えてるうちに、涙が溢れてきた
🍫「これで、手術ができ…」
そこで意識が飛んだ
目が覚めると病院だった。
🦖「えとさん!目が覚めたの!?」
🍫「ん…じゃっぴ?」
🦖「いつになってもご飯を食べに来なくて心配して見に行ったら倒れてたんだよ!」
🍫「そうだったんだ…他のメンバーは?」
🦖「飲み物買いに行ってるよ…ていうか大丈夫?」
🍫「実は⋯」
(色々話した)
🦖「そんな、なんで、言ってくれなかったの!?」
🍫「心配されたくなかったの…ごめんね」
ポロッ
🦖「!?…泣いちゃだめだって!えとさんも居なくなったら…」
🍫「じゃっぴ…グスッ」
🦖「なに?」
🍫「じゃっぴは
私みたいなメンバーが、これ以上増えないようにねっ」
ピーーーーーーーーー
🦖「くそっ…また、っ」
俺はもう、何もできないのか…
🍗🦊「えとさん!!!!」
ううん、俺は
三人を命がけで守らなきゃ…
えとさんが命をかけて出してくれたお金で、もふくんを助けて、四人で幸せに暮らすんだ
そんなじゃぱぱの夢は破壊されることになる。
まだ誰も…いや、一名を除きカラピチメンバーは驚愕の事実が発覚することになるだろう
だが、今は知る由もない
終わりぃ
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