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無機質な防犯カメラの赤いランプが、僕たちを見下ろしていた。彼女はそれすらも楽しむかのように、僕のシャツの第二ボタンに指をかけ、ゆっくりと、抵抗を許さない手つきで解いた。
「カメラの前か、お家か。……どっちでお仕置きされたいか、決まりました?」
僕は声を絞り出した。
「……か、帰ってからで。……あの、明日も仕事なので、お手柔らかに……」
「お手柔らか? ふふ、何を甘いこと言ってるんですか?♡」
彼女の吐息が首筋を撫でた直後、湿った感触が肌に吸い付いた。
(あ――……)
押し当てられた唇は驚くほど柔らかく、そしてひどく熱い。逃げようにも、彼女の膝が僕の股の間に割り込み、退路は物理的に遮断されている。
押し付けられる胸元のたわわな感触。そして、捲れたスカートから覗く剥き出しの太腿が、スーツの生地越しに暴力的なまでの体温を伝えてくる。――僕の思考回路は、完全にフリーズしていた。
次の瞬間、皮膚がキュッと引き絞られる、鋭くも甘い痛みが走った。
「っ……、ぁ……」
彼女が僕の肌を強く吸い込み、自分の所有物であることを証明するように「跡」を刻みつけたのだ。