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裏アカウントとわたあめ病

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裏アカウントとわたあめ病

5 - 第4話:新たな出会い

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2022年11月03日

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それから何週間か経っても、私は凛ちゃんとずっと一緒に遊んでいた。そして必然的に分かってきたんだ。



___凛ちゃんが虐められているってこと。

私は、凛ちゃんを守りたい。助けたい。そんな気持ちでいっぱいだったけど、なにも行動出来ずにいた。

それから3日後、昼休みに、凛ちゃんは屋上に向かっていった。いつも、昼休みか中休みの時に屋上にいってた。最初は何とも思わなかったけど、最近は気になって仕方がない。だから、私は凛ちゃんに言った。

「ねぇ、凛ちゃん?私も屋上行ってもいい?」

凛ちゃんは少し驚いたような顔をしたけど、すぐにいつもの笑顔になって私に言った。

「うん、いいよ。着いてきて」

そして凛ちゃんはまた屋上に向かう。着いていってる間、私達は無言だった。


屋上の扉の前に着いた。凛ちゃんが扉を開ける。すると、聞いた事のない声が聞こえてきた。

「ワンツースリーフォー、ファイブシックスセブンエイトっ」

声の主はそうやって自分で手を叩きながら、カウントをとると、それに合わせ踊り始めた。

正直に言うと、あまりダンスは上手くなかった。

ステップもたどたどしいし、ターンも上手くできてないし…なんなら、ターンの後に転んでるし…

転んでもすぐ立ち上がって、ポーズを決めた。

終わり良ければ全て良し、みたいな雰囲気だ。

いやいや、ぜんっぜん良くないし?!結構派手に転んでたけど大丈夫かあの人?!

凛ちゃんを見ると苦笑いしながらこっちを見て、「先客が居たみたいだね」って呟いた。

いや冷静だな?!まともなやつ居ねぇじゃんここ!!

心の中でツッコミを入れていると、踊ってた人は荷物を持って、汗を拭きながらこっちを向いた。

踊っていた人は目を見開いてこっちを見つめる。

「だ、誰ですか?!?!?!」

そう言われて、凛ちゃんは少し戸惑いながら、応えた。

「誰ですかっていうか…この高校の生徒なんですけど…」

「えっと…どっから見てました…?」

「丁度貴方が踊り始めたぐらいから…」

「ま、マジですか?!」

「マジです」

「うわぁごめんなさいっ!!」

恥ずかしそうに顔を赤らめると、出口から出ようと走ってくる。凛ちゃんはそんな踊っていた人を受け止める。

「すみません、ちょっと聞きたいことがあるんですが…」

凛ちゃんがそう聞いた。

「はい?」

「貴方…わたあめ病だったりします?」

『は?』





〈アトガキ〉

ども!えふです!

またもや新キャラ登場です!キャラ紹介もぜひ見てください!

次の主人公は「踊っていた人」改め「新宮 美玲」です!

お楽しみにー!

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