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布団をベランダに干す。
大きなシミがあり誰の目にもおねしょをしたことがバレバレであった。
(おねしょでお布団汚しちゃうなんてなにか対策考えないとね)
対策といってもオムツ以外に何があるか分からないさゆり。
そして
(着替えておりてきなさい)
言われなくてもそうするつもりだったが、おねしょで布団を汚してしまったので強気に出ることができない。
着替えることにしたさゆり。
オムツ以外は普通のオシャレを楽しむ女性。
オムツを当てて着ることを想定していない洋服たち。
オムツが目立たない服装を考える。
そうすると自然とスカートを選ぶことになる。
パンツスタイルにするとどうしても膨らみが隠しきれず、オムツを当てていることがバレそうな感じだった。
クローゼットの中の服たち。
まさかオムツを当てて着られるとは思っていなかっただろう。
選ばれた服は
上にTシャツ
下にミニスカート
とゆうオーソドックスなものだった。
スカートはスカートでもミニなのはミニスカートしか持っていないからなのは言うまでもない。
上のTシャツも丈が長くなく、体制によっては腰の当たりから紙おむつが見える感じだった。
それらを着て鏡で、確認をする。
確認とは服の乱れではなくオムツが見えていないかの確認である。
(大丈夫かな)
一言呟くと朝食のためにリビングへ行った。
両親と妹もいて4人で朝食を食べていく、
その間も話題は、さゆりのオムツのことでもちきりだ。
(いいから!私のことはほっといて!)
恥ずかしく食がすすまないさゆり。
妹が
(お姉ちゃんオムツだけと布団干すようなことはしないでよね、私が恥ずかしいんだから)
言葉が胸に突き刺さる。
(早く食べちゃって、後でおねしょ対策買いに行くから)
と母に言われて食べるスピードを少し早くする。
ピンポーン🎶
家のチャイムがなった。
ガラガラとドアを開ける音がして、短いものこ廊下を走る音、
来たのは母親の妹と姪っ子たちで、
休みの日にさゆり宅へ遊びにに来たのだった
。
と、和室に置いてある紙おむつを見つけたおばさん。
(これって誰のオムツ?)
女性用のオムツだったので、母が妹、私のどれかである。
(さゆりのよ、一昨日くらいだったかしら歯医者さんでおしっこ漏らしちゃって)
深く考えずばらす母親。
(昨夜もおねしょしちゃったのよ、これからおねしょ対策買いに行こうと思ってたの)
少しだけびっくりしながらも直ぐに正気を取り戻し、
(大人になってからもおねしょ再発することがあるみたいだから気にしない方がいいよ)
さゆりの目を見て言う。
(うちの子はおねしょは卒業したし、滅多なことがないとおもらしもしないから )
この言葉に恥ずかしくなってしまい、食事をやめて洗面所へ逃げ込む。
洗面所に行ったのは顔を洗ってないからでそれ以外の意味はなかった。
冷たい水が出る。
目を覚ますため冷水で洗顔し、歯磨きをしていく。
冷水で尿意がくると思ったさゆりは素早く終わらせ洗面所を出ようとした。
(あ……………)
オムツに出ていく尿と吸い取ってくれる紙おむつ。
長い長いおもらしが終わる。
重くなったオムツは今にも落ちてしまいそうだったが落ちずに耐えてくれていた。
(また漏らしちゃった……)
小さく呟いたさゆり。
スカートを捲りオムツを見てみる。
紙おむつにはおもらしサインはもちろん、それがなくてもわかるほどに変色していた。
(あぁ…)
言葉にならない声を出し、いつまでも洗面所にいても怪しまれてしまうので戻っていくことにした。