TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する









誰かを幸せにしてみたいと思った


そんなことを一瞬だけ思った日があった


本当はどうでもいいと思っていたことも


どうでもいいとは思えなくなって


少しづつ胸が締め付けられていく


人を愛することを


辞めてしまったほうがずっとずっと気楽だった


なのに彼女は私に”愛”を教えようとした


嫌と言うほどに


けれど彼女は数年後に事故で亡くなった


馬鹿な少女だ


無理に私に関わろうとしたから


私に関わってそんな追いかけようとするから


だから嫌いなんだ


楸「……フー🚬」


楸「でももっと馬鹿なのは…」


楸「私だったのかもな…”芽生”…」


楸「お前は本当に無邪気だった…」


楸「無知で愚か…周囲からの悪意を受けてもヘラヘラして…」


楸「正直に言えばいいのにさぁ…フー🚬」


楸「でもそんなお前が…ジュ~…」


楸「誰よりも優しいお前が…ナデ」


墓石を優しく撫でた


彼女がいないのは分かっていても


代わりに撫でてしまう


一番好きだったよ…













楸「……」


ni「フー🚬」


tn「アレは何をやらかしたんや…」


rbr「兄さんの煙草水に浸したらしい」


ut「あ~、そら極刑やわ」


結月「最近楸っち怒られっぱなしだよね~w」


颯杕「ははwもう先生の威厳ってどこに行ったんだろ(棒)」


楸「兄さん、彼奴等私を虐めてくるんだが😶」


ni「仕方ない、お前は昔からそういうやつだからなスン」


楸「これでも同僚よ?????慰めの言葉くれても良くない?」


ni「お前に慰めの言葉を言う義理はないスパン」


楸「泣けてきた」


zm「ガララ…」


sya「え!ゾムやん!」


tn「珍しいなぁ、お前が学校来るなんて」


zm「別に学校来ようが俺の勝手やろ…ガタッ…」


rbr「なんや?w気になる人でも出来たんか?w」


zm「んなわけあるかッ!///」


結月「あっれれ~?w顔が赤いぞ~w」


美玲「あっれれ~www」


美玲「おっかしいぞ~w」


zm「~~~~ッ!///」


颯杕「まあまあw虐めるのは辞めてあげなよ…w」


颯杕「にしても久しぶりだねニコ」


zm「おん…久しぶり…」


美玲「にしても希変わった~?」


zm「そう…か…?」


美玲「お前に微塵も興味はないけど何となくさ~」


zm「お前よく一言が余計って言われへん?」


美玲「可愛いとなら言われたことあるy((((((」


rbr「話が通じないのはパスだ、パス」


美玲「ひど😶」


ni「……よく連れてきたな…」


楸「ん~?」


ni「とぼけるきか?w」


楸「別に誰かに称えられたいわけじゃないからさ~w」


楸「ただの自己満足…スクッ…」


楸「それ…にっ!スタッ!」


ni「?」


楸「この時期がいっちばん楽しいんだからさw」


楸「勿体ないじゃないか…w」


ni「はは…w」


ni「昔の自分に言ってやってほしいな…w」


楸「え!それどういうこと?!」


ni「そのまんまだよw」


楸「何かそれやだなぁ…フフッw」


kn「……ジッ…」


楸「?」


楸「どうしたぁ~?コネシマ~」


kn「ん?あぁ!」


kn「いやちょっと考え事しとってん!w」


kn「俺なんか変やったか?」


楸「んーん!ただちょっとぼーっとしてたから…w」


kn「大丈夫!大丈夫!」


kn「俺のことは気にせんとって!バシバシ!」


楸「それは分かったけど…コネシマ…先生痛い…(泣)」


kn「おぉ!wすまんなぁwパッ」


kn「ほんじゃ!先生!」


さいならさん!


楸「…うん…さよーなら…フリフリ」


彼がそう言うと


少しだけ


悲しく感じたのは


気の所為にしておいた


触れないでおいたほうがいいことだって


世の中にはあると知っているから…











楸「はぁ゙~…やっと残業終わったぁ゙~…ノビー…」


楸「最近飲んでないからな~…」


楸「誰か誘うのもありか…?」


楸「いや…たまには一人で飲むのもありか…スタスタ」


楸「(それにしても…今のとこあの学校に異常は見られない…」


楸「(タイミングを伺っているのか…?」


楸「いや…奴らに知性があるとは思えない…先に一手を…ブツブツ」


あれ~?杏寿じゃ~んw///


楸「その声は…」


__「やほやほ~…ヒック…//」


楸「サキちゃんじゃ~ん!バッ!」


楸「東京で働いてたんじゃなかったのぉ~?!」


彩生「杏寿ちゃん残業~?wヒック…////」


楸「そんなとこw」


楸「さてはもうすでに2件は行ってるな~?w」


彩生「ぶっぶー…w////」


彩生「せぇかいは~…///」


彩生「6件目でぇ~す!////」


楸「よく吐かないね~…w(汗)」


彩生「てか杏寿ちゃんもこれから飲む~?w////」


楸「いいね…じゃあおじちゃんのとこ行くか~w」


彩生「やったぁ~w////」


楸「フフッ…w」


彩生「杏寿ちゃんさぁ…///」


彩生「学校どう~…?///ヒック…」


楸「ん~…私達の時代よりずっとずっと可愛らしいもんさw」


楸「それに…思ったよりも先生達の言ってたことが分かる気がするよ…w」


彩生「へぇ~…あの杏寿ちゃんがそんな事言うんだぁ~…w///」


楸「……サキちゃんは~?美容師…上手くやってる?w」


彩生「やっぱ関西でも関東でも陰湿なのは美容師変わらんわ~w////」


彩生「まあ~w私はそんなので負けないけど~…////」


楸「って割には…スッ…」


楸「目元腫れてんじゃん…w」


彩生「あはッ~…w///」


楸「例え酒で飲んで誤魔化したって私には隠せないよ…ナデ」


楸「話…聞いてあげよっか…?w」


彩生「やっぱ杏寿ちゃんには敵わんわぁ゙~…///ヒック…」


楸「そりゃ…wアンタとは長い付き合いだもん…w」


彩生「ほんじゃ夜通し付き合ってやぁ~?w////」


楸「いいよ~wどーせ明日休みだし…w」


楸「どーせなら絵斗とかいたらもっと良かったのにな~w」


彩生「みぃんな…ヒック////」


変わっちゃったよねぇ゙…////


楸「……変わらないままのほうがおかしい…」


彩生「それもそうなのかなぁ゙~…///」


楸「……早く飲みに行くよ…w」


楸「私も飲みたくなってきた…」











きっとこれは夢の中だろう


rd「夢って自覚できるんだな~」


今から昔の話をすると


俺はある昔の同級生の彼奴等が嫌いだ


rd「骸骨…」


憎たらしい


特に天乃…


俺とは真反対の人間


rd「ベンチとかは古いのに…骨だけ綺麗って…」


rd「誰か手入れでもしてんのかなぁ…w」


俺がなりたかったものに彼奴は軽々となれて


俺はなれていない


そんな俺の気も知らないでヘラヘラしてる彼奴が…


でもそんな事を言っても


彼奴はきっとこの先も知らない


骸「ガラララッ!」


rd「へぇ…動くんだぁ…ソッ」


唯一俺のこの心に似た人物がいるとするなら…


きっと戌亥くらいだろう


彼奴は俺と一緒だ


でもだからだろうか


彼奴は俺を見ている気分になるから


あまり仲良くする気にはなれなかった


骸「~~~~♪」


rd「……(一生このまま踊るのもありかもなぁ…」


桃瀬は眩しかった


桃瀬は笑顔が眩しいくらいに綺麗な女の子で


戦争とかの話をすると凄く悲しそうな顔をした


くだらない教師の道徳の話も真面目に聞いて


それくらい心のきれいな少女だった


比べて楸は真反対


道徳や人権を誰よりも嫌い


人の愛という言葉を何よりも毛嫌いした


でもあの事件以来…


rd「グイッ!」


骸「~~~♪フワッ」


変わった…


全員の思ったことは今までより更に悪化した


それで何も損を得なかったのは

天乃だけだった


状況を呑み込めないあまり


現実から目を背けた


rd「夜明け…」


rd「(あぁ…もうすぐ夢が終わるのか…」


戌亥や楸や俺は復讐を終わらせるために


桃瀬は例えどれだけ辛いことがあっても人を愛するのをやめなかった


だから俺は彼奴が嫌いだ


死ねばいいのにと何度願ったことか


数え切れないほどの殺意を彼奴に向けた


でもそれで何も言わなかったのは


rd「そろそろ終わりにしよう…グシャッ!」


骸「ガラガラガララ!」


楸一人だけだった


失うものがないとか言う割には


随分と大切にしている


だから俺は戌亥も桃瀬も


楸も天乃も全員…


rd「大嫌いだよ…ジュッ~…」


rd「俺は俺が満足すように動く…ただそれだけだ…スタスタ」


闇へ消えていく背中を


誰も見てはいなかった










東雲 彩生

画像









次回➳枯 れ ぬ 華 な ど 無 か っ た



NEXT➳♡800

loading

この作品はいかがでしたか?

806

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚