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風呂に入り終わり、洗面所で髪を乾かしていると連絡が入った。
LINEから来た連絡をまとめるとこうだ。
過去にその、キャッチの男に襲われたという女がないこの知り合いに居た。襲われた時は別に4人の人間が居り、力が異様に強かったようだ。無理矢理に挿入されている時に、お腹を殴られ、髪を引っ張られ、、、それは、もう散々だったようだ。女はそういう仕事をしていたからSEXをするのは、慣れていたが暴力を受けながらだと流石にダメだったらしい。助けが来た時はもう、命も耐えだえだったようだ。その事は被害届もだし事件にもなっていたらしく、調べたら出てくるとの事。しかし何故警察は犯人であるキャッチの男たちを捕まえないかって?理由は簡単替え玉を出してきたからだ。女はこいつは犯人じゃないと言っているのに本当の犯人探しはしてくれない。にっぽんの警察様は忙しいらしいからな。
「本当の犯人はキャッチの男って事か、、」
そう分かれば調べる他ない。パソコンでGoogleを開き、新宿女性暴行レイプ事件と打つとスラスラと、幾つものサイトが出てきた。
ある程度を調べ終わるといくつか分かることがある。ひとつは、被害者は沢山いて、被害者の会なるものがある。そして、同じく悲惨な事をされたけど、親や友人にバレるのが怖くて、被害届を出していないという匿名の人も居ると言うこと。
全く、馬鹿らしいよな自分の性欲を制御出来ないなんて。己の欲が他人に迷惑がかかる場合はダメという事を親に教えらずに育った存在。そう考えると酷く自分と酷似している気がしてきたな(笑)。もちろん、俺は迷惑をかけない側だがな。
ある程度はわかったが、少し、事件の事について深く調べることにしよう。ネットの情報なんて当てにならないからな。こういう時はあいつに頼むしかない。裏社会の情報屋をな。
財布、スマホ、ダッフルコートという最低限の持ち物を携え玄関のドアを締め、しっかり鍵を閉めた。また、あの紫髪に侵入されたら堪らんからな。
少し頬に伝わるような風を感じながら、見る街並み。何度見てもこういった見慣れた風景は写真で納められてしまった何処ぞの絶景より格別だよな。
幾つかめの、角を曲がり裏路地に入っていく。酒の空き缶やら、何処ぞの社畜が置いていったモンスターやら、名前も知らない銘柄の煙草のゴミが落ち、鼻をつんざくような酸っぱい匂いがする道を歩くと、自然と顔がほころびる。やはり、この町は最高だと感じさせるような、雰囲気が俺は大好きだった。
角を3つほど曲がり、眠らせないような明るさの光の自販機を見つけあいつを発見した。
「せやな、俺から会いに行くのは数えるくらいしかないもんな、元気してたか?」
「ははっ、逆に俺が元気じゃなかったら心配するでしょ(笑)心配性の悠佑さんは。」
相変わらず一言多く喋る減らず口をお持ちの俺の親友。やっぱり、関西人は口から先に生まれたという話は本当なんだと思う。自販機の隣に簡易テーブルを置き珈琲を飲みいつもお客を持つ俺の親友であるif。彼は、いつ行っても、同じ場所で同じ体制で絶えず来る有益な情報を求める人を拒まず受け切り多額の代金をせびるような男だ。
「あれ?アニキ今日はなんだか笑顔が多いね。なんかいい事でもあった?」
「あれ?俺顔に出とったかwww。まぁ、今日は色んなダチと会って来たからな。」
「アニキが幸せそうで俺も嬉しいわ(笑)んま、そんなことは置いといてだねアニキ」
ストーリー合計100♡越えありがとうございます!
今回は時間が無く短くなってしまいましたすみません。