この作品はいかがでしたか?
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数日後…
紗奈「杏佳ちゃんおはよー!」
私「紗奈ちゃん!おはよーっ」
教室に入ると……
みんなが私を見て黙る。
私「え?」
紗奈「みんなどしたの?」
中川「杏佳ちゃん、これ……」
スマホの画面には、
『涼宮遥斗の彼女は高校生!!障害物競走のあと、しばらく2人は校舎の中から帰ってこなかった!』
と、見出しがかかれ、ネットニュースになっていた。
「ね、あの子だよ!」「えー…」
廊下では先輩達も見に来てる。
中川「どういうこと?だれがバラした?」
クラスメイト「おれたちはしてない!」
私「いいよ、もう。」
担任「ほら、お前らは教室もどれ!!ここは1年の教室だ!」
先生が先輩たちを追い払う。
担任「お前ら、とりあえず席に着け!」
みんな席に着く。
担任「どこから漏れたかわからんが、問題は、校舎に2人で行ったことになってる、明らかに何かしら編集されてる。悪質だ。スタッフもいたし、俺もいたはずだ。」
私「先生、いいんです。そういう世界なんで。真実なんて関係ない。面白おかしくする1部の人間がいるんです。」
担任「杏佳…」
私「私は大丈夫です。」
中川「お前…」
紗奈「みて、なんかまた更新されてる!」
『涼宮遥斗の彼女は、昔父親に性的虐待を受けていた!そのせいか、今はメンバー全員と関係をもっている!!』
と、書かれていた。
私「え???どゆこと?」
てかなんで?
いや、何もしてない……
担任「とりあえず。お前ら自習な。杏佳、ちょっとこい。」私「はい…」
別室に呼ばれた。
担任「俺は、このニュースは信じてないし、話はちゃんと光本さんから聞いてる。大丈夫か?」
私「…なんかよくわからない。だって…昔のこと知ってるの、先生と、メンバーと、クラスメイトしかいない……」
担任「そっか…。とりあえずお前、今日は帰れ。」
私「……でも…」
_♪着信
担任「ん?お前か?」私「あ、すみません…」担任「出なくていいのか?」私「出ます……」
私「もしもし…」
涼宮「杏佳?大丈夫?」
私「(。•́ωก̀。)…グス……うん…」
涼宮「迎えいきたいとこだけど、家の周りにも記者がいる。」
私「え…」
涼宮「しばらく、お母さんのとこに行ってて?お母さんには連絡してる。お母さんが迎えにくるから。」
私「え?わかった…(´;ω;`)」
涼宮「先生近くにいる?」
私「……うん」
涼宮「かわってもらえる?」
私「先生…かわってって……」
担任「もしもし、かわりましたー!______はい。______わかりました!じゃ変わります」
私「もしもし…」
涼宮「先生にも話したから、大丈夫。なんとかするから、任せて?」
私「……うん(。•́ωก̀。)…グス」
担任「荷物もってくるから、ここでまてるか?」
私「…はい」
担任「お待たせしました。」
母「あ、すみません。ご迷惑おかけしております…」
担任「いえ。大丈夫です。学校のほうはしばらくは、お休みにしてます。」
母「すみません。ありがとうございます。」
担任「杏佳。大丈夫だから、安心しろ!」
私「……はい。」
そうして、母の住むアパートに移動した。途中、家の前を通った。記者が沢山いた。
私「………うわぁ…」
母「大変ねー。人気者は(笑)」
私「なによ、他人事だからって…」
母「涼宮さんがね、こういうことも有り得るかもしれない。けど自分が守ります。だから交際を許してくださいって。光本さんも、メンバー全員で2人を支えるからって。」
私「え?」
母「元々わたしたち、折が合わないし。ほとんど涼宮さんに任せてたし。わたしも何年生きれるかはわからないからさ。だから、杏佳をお願いします。って伝えた矢先だったのよ(笑)」
私「……」
母「あなたが幸せなら。それでいいの。涼宮さんね、定期的に会いに来てくれて、杏佳のこと、教えてくれて。ほんと大切に大切にしてくれてるの伝わった。」
私「……そうなんだ…」
母「まあ、しばらくゆっくりしときなさい!狭いとこだけど」
私「……ありがとう。」
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