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コメント
2件
ぐッッッ尊い...!! 投稿ありがとうございます✨ またお話待ってます!
mtor
li × lp
学パロ
今回今までにないくらい博多弁怪しいです✋🏻
27日目
―――
li 視点
「 なんで俺がお前に勉強教えなきゃいけないんだよ… 」
溜息をつきながら向かいあわせの椅子に座るらぴす。
「 先生が頼んでたから仕方なかろ? 」
「 はぁ、まじ嫌 」
「 俺の放課後返せよ 」
「 今度なんか奢っちゃる 」
「 …わかった、さっさと終わらせるぞ 」
一瞬だけ、目を見開いて喜んだらぴす。分かりやすくて可愛い。
「 うぃ〜 」
早く帰りたかった。けど、らぴすとふたりで勉強できるのはいやじゃなかった。むしろ嬉しいくらいだ。
前から、らぴすとこうして過ごしてみたかったから。
「 えっと、ここは ーー で 」
「 ん〜 」
らぴすに教えてもらったことをそのまま書き写す。正直あんま理解できてないけど。
「 で、こう 」
「 ほう 」
「 わかった? 」
頭がそこまで良くない俺には分からなかった。から、この状況を使って、なにかしようと俺の悪戯心が働いた。
「 いや、 」
「 わからんかったから、教えて? 」
一気に距離を詰めた。密かにらぴすに想いを寄せてた俺は、今が絶好のチャンスだと思って。ただ普通にらぴすの反応が気になるのもあったが。
「 …… 」
らぴすは一瞬、いや。10秒、20秒。時間が停止したように黙っていた。体の動きも止まっている。こいつ死んだか?いや、んなわけ。
「 ……も、っかい…教え、るな、? 」
明らかに動揺していた。そして、顔を見ればわかる。顔が赤い。きもいやつみたいやけど、いつもらぴすのことを見ている俺からしたら簡単な問題だ。小学生のテストで出てくる問題よりも。
「 らぴす 」
「 ……なに、? 」
会話のテンポが下がったような気がした。らぴすは顔を逸らして、顔を真っ赤にした。そんな姿にドキッとして、なぜだか俺まで恥ずかしくなる。こんなつもりではなかったのに。
「 や、なんでもない 」
「 はぁ…!? 」
「 やけんもっかい教えてくれる? 」
らぴすはまた黙って、いつもの感じではいはい、と言ってきた。勉強はダルいけど、やっぱらぴすと一緒にすると楽しいわ。
「 っまじで、早く帰りたいから早く終わらせろよ… 」
「 はいはい 」
照れ隠しのように見えて、微笑んでしまった。バレてなかったらいいけど。
「 ここは ーー で、 ーーな 。 ここまでわかった? 」
「 わかるわかる 」
勉強している間も、らぴすのあの顔が忘れなくて、頭に浮かばせる。人生で1回でも、あの顔を見れてよかったと幸せを噛み締めて。