森に着いた。
Br「木がいっぱいあって綺麗だね…!」
二人は目をキラキラさせて辺りを見渡す。
shk「……wそうか?」
Na「今まで森に来たこと無かったから。」
Br「森から動物達が来てるのだけは知ってたけどね~」
興味津々ではしゃぎ回る二人を見て、無邪気だなぁと思う。
Na「行くなって言われてたんだよ!」
Br「こんな綺麗なところに!」
Na&Br「ね~!」
shk「あはは…」
息ぴったりだな。
さすが双子だ。
いや、まだ双子って決まった訳じゃないか。
shk「二人って双子なの?」
Na&Br「うん!そうだよ。」
やっぱ双子だった。
呑気な会話をしている内に、どんどん森の奥に入っていく。
だんだんと心配そうな顔になる二人が面白くて笑ってしまう。
shk「………ッw…」
nk「ねえ!なんで笑うの!」
br「そうだそうだ~!酷いぞ~!」
shk「wいや…ッ二人が面白くてッ…w」
nk「なにも面白くないだろっ!」
br「僕らはここが怖いんだよ!」
shk「wッあぁ、ごめんね~」
nk「反省してないな。」
br「うん。」
緊迫としていた場が和む。
良かった。と思っていたそのとき!
ガサガサッ
ッ!?
そばにある草むらが揺れる。
離れたほうがいいよな。
shk「一旦ここから離れて!」
nk&br「ッうん…分かった…。」
離れた所に移動したなかむとぶるーくは、ぶるぶると震えている。
そりゃあ、怖いよな。
森からでてきた動物やモンスターに他の人達を喰われたんだから。
なかむが遠くから話し掛けてくる。
nk「ねぇ、シャークんは大丈夫?」
shk「大丈夫だ。」
なぜなら俺はネイチャー?だっけ?なんだっけ……なんか持ってるからな!!!ははっ!いいだろ!
……
そんなこと考えてると、ガサガサしていた正体が出てきた。
…?
変な模様がついた胴体に、
恐竜のような顔。
つのが生えている。
なんだこいつ。
br「…ッモンスターだよ!」
ぶるーくがちょうどいいタイミングで教えてくれた。
モンスター…?
こいつ木の棒で倒せるかな。
shk「…ッと…」
そこらへんに落ちていた木の棒を拾い、モンスターに振りかざす。
バコッ
モンスターの頭に当たった。
なのにモンスターは、平気な様子をして立っていた。
…いや、怒っている。
やべ、キレたか?
モンスター「(聞き取れない声)」
怒った様子のモンスターは、甲高い鳴き声を森中に響き渡せる。
うるさ。
ズドドドドド
その鳴き声を受けたのか、こいつの仲間らしきモンスター達が一斉に集まってきた。
あ、これ実はやばいんじゃね?
後ろを振り返ると、モンスターに囲まれたなかむとぶるーくが。
br「…ッシャ、シャークんッ!」
nk「たすけて…ッ」
俺の助けを呼ぶ声。
嘲笑うように鳴くモンスター達。
今すぐここから逃げ出したい。
でも、
なかむとぶるーくだけは置いて行っちゃいけない。
本能がそう語り掛けてくる。
感情が動く。
苛立ちを過ぎた怒りが、俺を襲う。
いつの間にか、目の前は真っ暗になっていた。
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