私のことが知りたいのかい? まあいいか。特別に教えてあげようじゃないか。
私は君だよ。君の中に住んでいるもう一人の僕さ。
僕は、僕自身の存在を自覚するよりも前に生まれていてね。それからというもの、ずっと僕の中に居座っているんだ。
今となっては、ほとんど一体化しているようなものだけどね。
じゃあ、なぜお前は自分の意志を持っているんだって思うかもしれないけれど、これには理由があるんだよ。
実はね、今の僕たちは二つの精神体に分かれていて、お互いに干渉することができない状態になっているんだ。片方の精神体は君の身体の中に入ってしまっているんだけど、もう片方の精神体が君の精神体の中に入っているわけじゃない。つまり君は今、僕の中にいるってことになるかな。
簡単に言うと、こういうことだよね。
君も知っている通り、僕は自分の意識の中で他人を動かすことができるけど、それと同じような要領で、僕の方から一方的に相手の精神体を動かしてるだけなんだ。
じゃあ、なぜそんなことが出来るのかっていう話になると思うんだけど、まぁ大雑把に言えば、君の持つ特殊能力が原因ということになるかな。
えっと、確か君の名前は……何だっけ? ああそうだ、佐藤さんだ! ごめんよ、忘れてたわけじゃないんだよ。ちょっと思い出せなかっただけだからさ。それで、話を戻すけど、僕たちの能力は基本的にお互いの意思疎通ができなければ発動しない。つまり、どちらか一方だけが相手の存在を認識していても駄目だし、また逆に、相手が片方の存在を認識していなくてもいけない。要するに、一方通行でしか意思を伝えることが出来ないってことだよ。
実はね、今の僕たちは二つの精神体に分かれていて、お互いに干渉することができない状態になっているんだ。片方の精神体は君の身体の中に入ってしまっているんだけど、もう片方の精神体が君の精神体の中に入っているわけじゃない。つまり君は今、僕の中にいるってことになるかな。
簡単に言うと、こういうことだよね。
君も知っている通り、僕は自分の意識の中で他人を動かすことができるけど、それと同じような要領で、僕の方から一方的に相手の精神体を動かしてるだけなんだ。
じゃあ、なぜそんなことが出来るのかっていう話になると思うんだけど、まぁ大雑把に言えば、君の持つ特殊能力が原因ということになるかな。
えっと、確か君の名前は……何だっけ? ああそうだ、佐藤さんだ! ごめんよ、忘れてたわけじゃないんだよ。ちょっと思い出せなかっただけだからさ。それで、話を戻すけど、僕たちの能力は基本的にお互いの意思疎通ができなければ発動しない。つまり、どちらか一方だけが相手の存在を認識していても駄目だし、また逆に、相手が片方の存在を認識していなくてもいけない。要するに、一方通行でしか意思を伝えることが出来ないってことだよ。
そこで、今回みたいなケースが発生したわけだ。本来ならば、僕たちのどちらかが相手を認識した時点で、もう片方にもそれが伝わるはずだった。でも、何らかの原因によって、君と僕の繋がりが途切れてしまったみたいだ。だから、こうして別々の精神体に分離してしまったということらしい。まあ、その辺の説明は大体わかったんだけどさ……。
それよりも、君は今の状況について理解できてる? 僕は全然わからなかったんだよねー。ほら、僕ら二人揃って記憶喪失状態だったからさ。それに、こういうのって普通、一人ずつ目覚めるものなんじゃないのかなぁ? しかも、よりにもよってこんな真っ白な世界で一人ぼっちなんてさぁ……。
おぉ、怖ッ!! ねぇ、君もそう思うでしょ!? こんなところに一人でいるとか絶対に嫌じゃん!! とりあえず誰かいないか探さない? このままじゃ退屈すぎて死にそうなんですけど~。
うん、そうしよっか。
ということで、レッツゴー♪ こうして、二人は再び巡り合いました
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!