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生まれたばかりの赤子は泣くことも、喚くことも、笑う事もなかった。
その表情は無感情以外の何者でもない。
それからも、女の子は何の感情もみせなかった。
幼稚園にあがっても、一度も笑顔をみせなかった。小学校にあがっても、卒業式で号泣なんかもちろんしない。ただただ卒業証書を無感情にみるだけ。
そんな女の子は中学にあがっても、何も変化しない。
さすがに不気味に思った家族は、少女を道端に捨てた。
ダンボール箱にいれて。
コメント
4件
フォローありがとうございます。同じ、一ノベル作家として少し参考にさせていただいても大丈夫でしょうか?物語への引き込み方がお上手で、文がまとまっていると思いました!
中学生にもなって無感情の人くらいこの世に沢山いるのになぁ。その親は人の気持ちを考えられないもっと不気味な存在だよって心の底から色んな感情が湧き出てきた。 レムさんも物語に引き込むのお上手ですよ。 続き待ってます!! 長文失礼しました。